皆さんこんにちは。
いつもご覧頂きありがとうございます!
空調関係の仕事をする上で必要になってくる資格が存在します。
その内の一つが冷凍機械責任者という資格です。
とは言っても、本資格には三種類くらいあり、どの資格を受験すれば良いのか分からない方や資格の内容についてあまり知らない方もいらっしゃいますよね。。
かく言う私も以前は、試験を受け2度程落ちたりしましたが、今では二冷、三冷(後ほど解説)を取得しています。
私は空調メーカー歴8年目の現在も在職中の空調サービスマンです。
本記事では、資格内容はもとより難易度、初心者の方が最初に受験すべき資格をご紹介していこうと思います。
そもそも冷凍機械責任者とは

冷凍機械責任者とは、冷凍機械や空調機などの低温の熱エネルギーを取扱う技術者の事です。本資格は、その冷凍空調機器を取扱う技術者を証明するような資格を意味します。
高圧ガス保安法に規定される高圧ガス製造保安責任者といわれる国家資格の1つにもあたります。
冷凍機械責任者の資格は、第一種から第三種まで分かれており、各々の資格によって扱える業務範囲が異なります。
各々の資格で扱える範囲
・第一種(一冷)…全ての製造施設に関わる保安業務が可能 ・第二種(二冷)…一日の冷凍能力300トン未満の製造施設での保安業務が可能 ・第三種(三冷)…一日の冷凍能力100トン未満の製造施設での保安業務が可能
今回は空調の仕事の方向けですと、三種(三冷)を受験する事になります。
冷凍機械責任者の試験内容

冷凍機械責任者の試験では、2つの科目試験を行います。
・法令…高圧ガス保安法の定義や保安検査等の法的内容について出題されます。
・保安管理技術…冷凍サイクルの基本原理や部品の原理・役割等について出題されます。
試験は、マークシート方式であり五肢択一で正しいもの、誤っているものを選ぶ事になります。
合格ラインとしては、各々60点以上を取れば合格となります。
ただし、注意点があり2つの科目両方とも合格ラインに入っていないと合格とはなりませんのでしっかり勉強しておきましょう。
冷凍機械責任者試験の合格率

冷凍機械責任者試験の合格率としましては、下記数値になります。
一冷…10~30% 二冷…20~50% 三冷…40~50%
三冷の合格率的には、50%とそこまで低くありませんので、ある程度期間を設けて勉強すれば合格率は高くなります。
一冷だけに限っては、計算問題が出題される為、難易度が上がりますのでご注意ください。
試験に合格するためにやるべきこと

あくまで個人の見解ですが、冷凍機械責任者の試験で合格率を上げるには、下記方法を推奨します。
①過去問テキストをひたすら解く

冷凍機械責任者の試験では、主に過去問の内容に似た問題が出てきます。
過去8年分くらいの試験問題を解いていればある程度合格率を上げられます。
②わからない用語や仕組みなどは別途テキストを購入して学ぶ

冷凍機械責任者の資格勉強をしていく上で、おそらくわからない用語や機械の原理などが出てきます。(例:圧縮機の原理など)
法令の科目では、過去問を解いていくとある程度流れをつかめるのですが、保安管理技術については、技術的な内容になりますので理解に時間がかかってしまいます。
その際は、別途テキストを購入して勉強する事をおすすめします。
別途テキストを購入する理由としては、過去問で出てくる部品の役割や原理について詳しく書いてある為、内容が頭に入りやすくなり、理解しやすくなるからです。
私も受験の際は、テキストを2冊ほど購入しましたが、部品の役割や動作内容など詳しく載っていたので、理解が容易になりました。
絶対合格したいという方には、別途テキスト購入しても良いかと思います。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回は、冷凍機械責任者の合格率や試験の詳細などについて簡単にご紹介しました。
冷凍機械責任者の資格は、様々な仕事で重宝される資格ですので
持っていて損はないものになります。
ですので本資格を取得しようと考えている方や仕事上必要としている方は、是非チャレンジしてみてください。
読んで頂きありがとうございました!
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