みなさんは第二種電気工事士の技能試験で出る施工寸法って気にしていますか?そもそも施工寸法ってなんだ?という人もいるかと思います。
はい、結論から言うと施工寸法は気にする必要はありません。(こんなこと言ったら怒られる?笑)
そして、第二種電気工事士の技能試験当日に配布されたケーブルを必要な本数分に切るだけで自然とちょうどいい寸法になるんです!
今回は、第二種電気工事士の技能試験に登場する施工寸法とはなにか、そして施工寸法部分のケーブルを切るコツを5ステップで解説していきます!
第二種電気工事士の技能試験に出てくる施工寸法とは?
施工寸法ってどの部分?
例題を持ってきました!この配線図中に記載されている赤丸○が施工寸法と呼ばれるものです。
第二種電気工事士の技能試験では、この施工寸法を目安に作品を作ってくださいね!ということを言っているのです。
ただ、公表されている候補問題には施工寸法は記載されていません。
あの技能試験対策用テキストに記載されている施工寸法というのは、だいたいの予想の施工寸法を記載しているんです。
いえいえ、安心してください!これから説明していきますが、施工寸法はほとんど気にしなくていいんですよ!
理由を解説するためには、まず施工条件を知らないといけませんのでご説明しますね!
施工寸法より短くても半分以上の長さがあればOK
例えば、問題用紙に150mmという施工寸法が記載されていたら、実際の寸法が75mm以上であれば欠陥ではない、ということになります。
施工寸法より長くても欠陥として定められていない
施工寸法よりも長くなる分には欠陥にはなりません。
しかし、極端に長い部分がある、つまり長いケーブルが1本あると、どこかで短いケーブルが必然的にでてくるということになります。
そうすると、”施工寸法より半分以上あればOK”という施工条件から外れる恐れがありますから気を付けないといけませんね。
第二種電気工事士の技能試験ではケーブルの追加補充はできません。ケーブルを長く切りすぎるのは注意しましょう!
施工寸法は気にしなくていい理由
技能試験では長めにケーブルが配布される
施工寸法についての条件を簡単に言うと施工寸法より短すぎなければ、いくら長くなっても良いということになります。
つまり、配布されたケーブルを余すことなくすべて使い切るように使用すればいいですよね?超ギリギリの寸法でケーブルを配布するわけではありませんから。
あとで詳しい切り方のコツをご紹介しますが、ただ配布されたケーブルを必要な本数分に切るだけでOKです。
長めに配布されたケーブルを、多少短く切っても許容範囲内に入ります。
器具やジョイントボックスも施工寸法に含まれる
施工寸法について細かくいうと両端に描かれている器具とジョイントの中心線のあいだの寸法のことを指しています。
むずかしい表現でしたね(笑)簡単に言えば、施工寸法にはちょっぴり器具とジョイントボックスの長さが含まれているということです!
もし第二種電気工事士の技能試験本番でケーブルが短くなっても焦らないでくださいね!器具やジョイントボックス分の長さも施工寸法のうちに入っているのです。
そのため、意外と施工寸法の許容範囲内には収まっているってことが多いのです。
結論、あまり施工寸法に気にかけずケーブルをどんどん切って作業を進めましょう!
施工寸法部分のケーブルを切るコツ5step
【step1】施工省略部分のケーブルを切っておく
第二種電気工事士の技能試験が始まったら、1番最初に施工省略の部分につかうケーブルを切って確保しておきましょう。
例題でいうこの部分ですね!この施工省略部分のケーブルを切るときは施工寸法+約100mm(ジョイント部分で必要な長さ目安とする)を切りましょう。
施工省略部分に必要なケーブル寸法は250mmだとわかりましたので、ケーブルを250mm測定して切ってしまいましょう。
1番最初に施工省略部分のケーブルを確保しておけば、他の部分で使うケーブルを長めに確保できるというメリットがあります。
ちなみに、ジョイント部分で使う約100mmですが、手を使って測定すればメジャー不要なので時間短縮できますよ!
【step2】渡り線のケーブルを切っておく
次に、第二種電気工事士の技能試験で出題された問題で渡り線が必要だった場合、渡り線のケーブルも切って確保しておきます。
例題でいうと、この部分!この渡り線のケーブルを切るときは約100mmの長さで切りましょう。
第二種電気工事士の技能試験で出題された問題が渡り線が不要であったときはステップ2は飛ばしてくださいね!
また、第二種電気工事士の技能試験で使う渡り線は約100mm準備すれば良いですよ!
【step3】必要なケーブルの本数をかぞえる
続いては、先ほどの施工省略の部分のケーブルを除いたケーブル本数を数えます。
施工寸法の部分を除けば、ケーブルを4本に切り分けする必要がある、と分かりますね!
結構「×2本」を見落としやすいので注意しましょう!
【step4】かるく折り曲げてほぼ同じ寸法に切りわける
施工省略の部分を除いたケーブルの必要本数が分かったら切っていきます。
ちなみにですが、第二種電気工事士の技能試験で支給されたケーブルが何mmだったとしても気にしないで良いですよ!
技能試験で支給されるケーブルは少々長めなので心配しなくて大丈夫です!
では、ケーブルを軽く曲げましょう。今回でいうと4本に切るようにです。
そしたらおおざっぱでいいので切ってしまいましょう!
ケーブルを必要本数分に切ったら、次のステップへ!
【step5】切ったケーブルの長さを比較する
ケーブルをだいたいの寸法で切ると、長かったり短かったりしますよね。そのなかで比較的長くなったケーブルは長い施工寸法の部分で使うと良いでしょう!
今回の例題はどの部分も同じ施工寸法でしたので、どの長さのケーブルを使っても大丈夫です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?ケーブルの施工寸法はほとんど気にしませんでしたね!
結論として、第二種電気工事士の技能試験当日に配布されたケーブルを必要な本数分に切るだけで良いです!
ぼくはこのコツを電気科先生から学んで、第二種電気工事士の技能試験に1発で合格することができましたよ!
ただし、ケーブルの必要本数を間違えてしまうのは本末転倒ですので注意してください!練習がんばってください!
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