- 応募書類に「転職理由」って必要?
- なかなか転職理由が思いつかない…
- 転職理由のポジティブな言い換えが知りたい!
ぼくは20歳までに2回転職を経験しました。今では、ビル現場の副責任者として楽しく仕事をしています。
しかし、ビルメンとして成功できる人はほんの一握り。
ビルメン企業の選び方を一歩間違えるとツラい仕事に早変わりです。
上手にビルメン企業を選ぶことができれば、以下が可能になります。
- 仕事内容が楽になる
- 資格取得で大幅に昇給できる
- 長く勤めることができ安定した生活ができる
この記事を読めば、どんな転職理由でも失敗しない「前向きな書き方」が分かります。
これからビルメン企業に応募しようとしている人向けに徹底解説していきます。
結論、転職理由は「前向き表現」が基本となります。
転職理由に「自己PR(あなたの強み)」を含めると即戦力をアピールできます。
もし自分の強みがまだ分からないときは、別記事で解説しているので参考にしてください。
当記事では、以下の転職理由を「前向き表現」にする方法を解説していきます。
転職理由は「長く働いてくれる人」を見つけるツール
転職理由は「長く働いてくれる人を見つける」ためのツールです。
採用者に「長く働いてくれそうな人だ」とイメージさせるには「入社後あなたができること」のアピールが重要です。
転職理由には「あなたができること=自己PR(あなたの強み)」を含めて書きましょう。
自己PRの書き方は別記事で解説しています。
≫ビルメン志望者向け!5つの自己PRの書き方・例文を徹底解説
「志望動機」は3つ組み合わせると、簡単に完成します。
志望動機=志望理由+転職理由+自己PR
- 志望理由:志望企業を選ぶ理由
- 転職理由:ビルメンを選ぶ理由
- 自己PR:あなたの魅力
上記のうち「転職理由+自己PR」で、転職サイトのオファーを利用できます。
オファーには優良企業が隠れており、書類選考の免除などメリットがとても多いです。
ビルメン志望用|転職理由を書く順番
ビルメン志望用の転職理由は、次の順番で書きます。
- 仕事姿勢
- 転職する理由
- ビルメンの良さ
- 自己PR
それぞれ4段階ごとにコツを解説していきます。
①「仕事姿勢」は具体的にする
1番最初の書き始めは「仕事の姿勢」を具体的に書きます。
現職でも前向きに仕事をしてきたことを伝えるためです。
例えば「現職でビルメンを頑張ってきた」ではなく「3年間、20階建てのオフィスビルに常駐し業務効率の向上に勤めてきた」と詳細を書きます。
「数字」を入れると具体的になります。意識して数字を入れるとよいでしょう。
②「転職する理由」は前向きに書く
2番目に「転職する理由」を前向きに書きます。
この記事では以下の悩みを前向きにする方法を解説します。
- 人間関係
- 残業
- 給与
- 転勤
- 結婚
あなたの状況に合わせて「前向きな表現」に変えましょう。
前向きに書くのであって、ウソは禁物!
正直に書くと、待遇や仕事内容を配慮してもらえることもあります。
③「ビルメンの良さ」は自己PRと組み合わせる
3番目にビルメンを選んだ理由を伝えます。
まずビルメンの仕事のなかで、他の職種には無い「ビルメンの良さ」を考えていきます。
「ビルメンの良さ」は次のようなもの。
- たくさんの機械に触れられる
- お客様から感謝される
- 縁の下の力持ちになれる
- ビル内で仕事を完結できる
- チームで協力しながら仕事ができる
以上から「自己PR=あなたの強み」が活かせる内容を選びましょう。
ビルメンの良さなので「どの職種でも良いわけではない」ことをアピールできます。
④「自己PR」はビルメン企業が求める人をもとに考える
最後に「自己PR」で入社後ビルメンとして自分の強みを活かしたいと伝えましょう。
自己PRは「ビルメン企業が求める人」をもとに考えます。
自己PRとして使える「ビルメン企業が求める人」は次の通り。
- ビルメン経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
上記から「ビルメンの良さ」と組み合わせてみましょう。
例えば「コミュニケーション力がある人」は「ビルメンはチームで協力して仕事するため、コミュにケーションが得意な私の強みを活かせる」と書けます。
ビルメン志望者向けの自己PRの書き方は別記事で解説しています。
5つの転職理由の書き方・例文|ビルメン志望者向け
以下の転職理由を「前向き表現」にする方法を解説します。
- 人間関係
- 残業
- 給料
- 転勤
- 結婚
「人間関係」の書き方と例文
「人間関係」の悩み3パターンを解説します。
- 社員からのパワハラ・セクハラ・いじめ
- 仕事に対する考え方が合わない
- 雰囲気が悪い
①社員からのパワハラ・セクハラ・いじめ
パワハラやセクハラ、いじめをする社員を「厳しい社員」とします。
そして「厳しい社員から多くの学びがあり、自分なりにやりたい目標ができた」と伝えると良いでしょう。
【例文】
私は3年間、電気施工管理士として工程管理やクライアントとの打ち合わせなど様々な仕事をこなしてきました。
厳しい上司のもとで指導頂き、最初はうまくできなかった工程管理が最初の2倍以上スムーズにこなせるようになり、何事にも挑戦する大切さを知りました。
ビルメンも初めてですが、ビル利用者の近くで修理対応し感謝されたい想いと、また仕事内容も施工管理士と同じくチームワーク重視の仕事であるため挑戦したく応募しました。
電気の知識を活かし、ビル設備の点検と様々な不具合対応ができるよう勤めていきたいです。
②仕事に対する考え方が合わない
会社もしくは社員に対して、仕事の考えが合わないときもありますよね。
そのときは「考えが合わないと思った出来事」と「企業が納得するあなたの考え」を伝えると良いでしょう。
【例文】
私は5年間オフィス・ホテル複合ビルの設備員として毎日作業の効率化を目指し努力して参りました。
以前、ビル内の停電作業中に設備員の報連相不足による大規模な事故がありました。
小さなことでも報連相は必須だと思い、後輩への指導改善や会社へ研修の導入など提案するも、当日軽く注意するのみで改善されることが難しい状況でした。
よりよい環境を作りたい想いと協調性を大切にしたいと思い、転職を決心しました。
5年間のビルメン経験を活かしつつ着実に点検・不具合対応をこなせるよう努力していきたいです。
③雰囲気が悪い
社員同士の会話が無い、上司の愚痴が多いなど雰囲気が悪い会社もありますね。
そんなときは「雰囲気が悪いことで起こった問題」と「会社へ相談したが改善されなかった」と伝えると良いでしょう。
こちらも「改善しようと行動した」と伝えると好印象です。
【例文】
3年間営業として常に笑顔と丁寧な対応を心がけ、現在も会社に勤めております。
現職は先輩グループの悪口が多く、新人はミスを伝えられず問題になることが多くありました。
私は、総務と連携して対策を講じましたが、改善が難しく部署異動も難しい状況でした。
働きやすい環境を作りたい想いと協調性を大切にしていきたいと思い、転職を決心しました。
懸命に働くビル従業員の縁の下の力持ちとして、笑顔と丁寧な対応も忘れず活躍したいです。
「残業が多い」ときの書き方と例文
「残業が多い」ときの転職理由を書くポイントは、以下の通り。
- 36協定で定める残業の上限「月45時間、年360時間」を基準にする
- 具体的な「現状の残業時間」を書く
- 残業が少なくなったときの「時間の使い方」を書く
月45時間以上の残業をしていると、残業が多いと納得してもらいやすくなります。
残業時間が月45時間より短いときは、別の転職理由で代用することをオススメします。
【例文】
私は3年間、施工管理士として工程管理やクライアントとの打ち合わせなど様々な仕事をこなしてきました。
残業が多く月80時間を超えることが多く、業務効率化の提案をするも労働環境の改善にはなかなか至らず転職を決意しました。
ビルメンは初めてですが、ビル利用者の近くで修理対応し感謝されたい想いと、また仕事内容も施工管理士と同じくチームワーク重視の仕事であるため挑戦したく応募しました。
もし残業が少なくなったときには電験三種の資格取得に向け努力したいと考えております。また電気の知識を活かし、ビル設備の点検と様々な不具合対応ができるよう勤めていきたいです。
ビルメン企業に重宝される資格は次の通り。
- ビルメン5点セット
- ビルメン3種の神器
特に「ビルメン3種の神器」は、資格を持っていないと法律で定められた選任になることができません。
「ビルメン3種の神器」は需要が高いです。
残業が減ったスキマ時間で「取得します!」と熱意を伝えるとポイントが高いでしょう。
「給与」の書き方と例文
「給与」の悩み2パターンを解説します。
- 給与を上げたい
- 給与遅配がある
①給与を上げたい
「即戦力になる人材だ」ということをアピールしましょう。
あなたの「経験」や「資格」で、高い能力があることを証明してください。
【例文】
私は6年間オフィス・店舗・ホテル複合ビルの設備員として日々努力し、副責任者にも選任されました。
家族が増えたため、給与アップと活躍の場を増やしたく転職を決意しました。
2年間、建築物環境衛生管理技術者の選任経験があり、第三種電気主任技術者の資格も取得しているため、入社後は選任されるよう努力していきたいです。
6年間のビルメン経験を活かし、いずれはビル責任者として指導する立場になれるよう勤めていきたいです。
②給与遅配がある
給与遅配があったことは、正直に書いて問題ありません。
「良い会社だったが、給与遅配でやむを得ず転職を決断した」と伝えると良いでしょう。
【例文】
私は3年間営業として常に笑顔と丁寧な対応を心がけて参りました。
愛着のある会社でしたが、業績が悪化し給与の遅配が慢性的に発生するようになったため転職を決意しました。
ビルメンは初めてですが、ビル利用者の近くで修理対応し感謝されたい想いと、また仕事内容も営業と同じくチームワーク重視の仕事であるため挑戦したく応募しました。
営業で培った、誰とでも協力して仕事を進められるスキルを活かし、ビル設備の点検と様々な不具合対応を円滑に進められるように勤めていきたいです。
「転勤」の書き方と例文
「転勤」を転職理由にするときの重要なポイントは以下の通り。
- 現職の入社時と状況が変わった
- 現職と相談したが転勤を避けられない
あなたは転勤しても良いという契約で入社しているはずです。
でも今は転勤できないとなると、それなりの理由が必要となります。
そこで「現職に入社時は転勤しても良かった。しかし状況が変わり、現職で相談しても納得されなかった」と書きましょう。
「転勤」の悩み以下2パターンを解説します。
- 子どもがいるため
- 親が病気・介護が必要なため
①子どもがいるため
採用担当者に「転居がダメなら単身赴任すれば?」と思われる恐れがあります。
そこで「転居と単身赴任の両方ができない理由」を書くようにします。
【例文】
私は3年間オフィス・ホテル複合ビルの設備員として作業効率化を目指し日々努力して参りました。
現職で転勤辞令がありましたが、娘が高校受験の時期で環境を整えたいことと、妻と娘の生活だけでは最近頻発する災害に不安で単身赴任も避けたいところでした。
状況が変わり転勤できないと現職で相談しましたが、転勤を避けられないとのことで転職を決意しました。
3年間のビルメン経験を活かしつつ着実に点検・不具合対応をこなせるよう努力していきたいです。
②親が病気・介護が必要なため
病気や介護が必要で転勤できないときは、正直に伝えましょう。
ポイントは「入社後も仕事には影響がない」と伝えることです。
「入社後のお世話をどうしていくのか」を具体的に伝え、企業の不安を無くすように書きましょう。
【例文】
私は2年間空調メンテナンス業で「現場のコミュニケーション」を1番大切に明るい仕事環境作りを意識し努力して参りました。
半年前に父が〇〇という病気で介護3認定を受けました。そのなかで転勤辞令が出され断ることも不可とのことで転職を決意しました。
妻と息子のサポートもあるため、支障なく仕事をしていくことができます。
ビルメンは昇進者ですが、今まで培ってきたコミュニケーション力と電気の知識で、ビル設備の点検と様々な不具合対応ができるよう勤めていきたいです。
「結婚」の書き方と例文
「結婚」を転職理由にするときの書き方3パターンを解説します。
- 結婚による転居のため
- 家庭環境の改善のため
- 安定して長く働きたいため
①結婚による転居のため
「結婚による転居」は企業から理解されやすいです。
あなたの状況を正直に書きましょう。
【例文】
現職で3年間〇〇分野の業務を担当し常に効率化を図ってきました。
前職は良い職場でしたが、結婚による転居のため転職を決意しました。
ビルメンにはすぐ近くでお客様から感謝される良さがあります。
私が今までに培ってきパソコンスキルと迅速な情報共有を活かして、不具合対応の効率化と客先から常に感謝される設備員を目指して長く活躍したいです。
②家庭環境の改善のため
「前職では家庭と仕事の両立が難しい」と伝えます。
家庭と仕事の両立が難しい理由を具体的に書くと良いでしょう。
【例文】
私は5年間電気工事士で常に勉強とコミュニケーションを積極的にとるように勤めてきました。
結婚により生活が変化し、往復2時間の通勤と1週間の長期出張により家族時間の確保が難しくなったため家庭環境を整える目的で転職を決意しました。
ビルメンも電気工事士と同じくチームで仕事をしていくスタイルに興味をもちました。
電気の知識を活かし、さまざまな機械の点検と不具合対応ができるよう勤めていきたいです。
③安定して長く働きたいため
家族のために安定して長く働きたいと伝えます。
「家族を守る」という前向きなアピールをしやすいです。
長く働く理由にも繋がります。
【例文】
7年間営業として常に笑顔と丁寧な対応を心がけ、現在も会社に勤めております。
結婚し家族ができ、歩合制による評価ではなく安定して長く勤められる職業に就きたいと思い転職を決意しました。
人のためになる仕事を続けたく、営業経験で磨いた「臨機応変」に対応できるスキルを活かせるビルメンに魅力を持ちました。
懸命に働くビル従業員の縁の下の力持ちとして、笑顔と丁寧な対応も忘れず活躍したいです。
転職理由を考えるメリット3つ
転職理由を考えておくことで以下のメリットがあります。
- 転職サイトの登録ができる
- 志望動機にも使える
- 面接対策ができる
①転職サイトの登録ができる
転職活動中、こんな悩みはありませんか?
「なんだか最近、仕事つらいわ。上司に怒られて、仕事も多いし。
早くどっか転職したい…。
ビルメンは楽ちんだって聞いたけど、未経験のオレにできるのか…?
忙しいビルメンもいるっぽいけど、できれば楽なとこ行きてえな。
てか、転職もめんどい!次で最後にしたい。」
こんな方には、転職サイトをご紹介します。
転職理由を転職サイトに登録すると、以下メリットがあります。
- 転職活動が早く終わる
- 優良企業に出会える
- また転職活動しなくて良い
ホワイト企業は求人の掲載期間が短いです。
数少ないチャンスを見逃さないように。
あなたの転職理由をコピペするだけで、劇的に人生が変わります。
②志望動機にも使える
転職理由は「志望動機」の材料にも使うことができます。
志望動機=志望理由+転職理由+自己PR
- 志望理由:志望企業を選ぶ理由
- 転職理由:ビルメンを選ぶ理由
- 自己PR:あなたの魅力
③面接対策ができる
転職理由は面接でほぼ確実に聞かれます。
面接前に転職理由を考えておくと安心です。
また、職務経歴書に転職理由を書いたときは「面接で答える内容と同じにする」ことを忘れずに。
違う内容になると面接官が混乱します。
面接前は履歴書や職務経歴書を見直しましょう。
「転職理由」は履歴書や職務経歴書に記載しなくても良い
履歴書や職務経歴書に決まった型はありません。
履歴書に「転職理由欄」が無いなら書かなくてもOK。
職務経歴書は、転職理由を記入するかしないか「自由に選択してOK」です。
転職理由に自信がないときは書類(履歴書や職務経歴書)に記載しないでおきましょう。
転職理由は使いまわしOK
ビルメン業種であれば、転職理由の使いまわしOKです。
当記事をもとに書いた転職理由は、どのビルメン企業でも通用します。
「志望動機」だけは、使いまわしできません!
志望動機は「企業の魅力」なので、企業が変われば志望動機も変わります。
志望動機は企業ごとに考えましょう。
5つの転職理由の書き方・例文【まとめ】
今回はビルメン志望者向けに、5つの転職理由の書き方と例文を解説しました。