第二種電気工事士の技能試験で出題されるリングスリーブのサイズって、けっこう覚えにくいと思いませんか?
少なくとも当時のぼくは感覚で覚えていたので、今回の記事を書くまでは薄っすらしか記憶が残っていませんでした…(汗)
しかし、リングスリーブのサイズを超簡単に覚える方法が2パターンありましたのでコツをご紹介していきますね。
リングスリーブのサイズを簡単に覚える方法2パターン
【パターン1】点数に換算して覚える方法
電気工事の工具ではいつもお世話になっているホーザンさん!なんと動画で簡単に覚える方法を教えてくれました!
動画を見れない環境の人は以下まとめてみましたので参考にしてください。
点数に換算して覚える方法になります。
まずは、電線の太さをφ1.6mm=1点、φ2.0mm=2点とします。
そしたら、電線の太さと本数を掛け算して合計点数を計算しましょう。
簡単な例題を出しましょう。「φ1.6mm×1本とφ2.0mm×2本」の合計点数はいくらでしょうか?
さて、合計点数を求めることが出来ました!この合計点数がわかればリングスリーブ&サイズが分かります。
2点なら小スリーブで圧着マーク○、3~4点なら小スリーブで圧着マーク小、5点以上なら中スリーブで圧着マーク中です!
ちょっと分かりにくいのでまとめました!
- 電線の太さ φ1.6mm=1点、φ2.0mm=2点 として、本数を掛け算する。
- φ1.6mm×2本 ⇒ 小スリーブ、圧着マーク○
- 合計点数 3~4点 ⇒ 小スリーブ、圧着マーク小
- 合計点数 5点以上 ⇒ 中スリーブ、圧着マーク中
第二種電気工事士の技能試験で合格をねらうならば、この方法で覚えると大変覚えやすいコツかと思います!
【パターン2】断面積に換算して覚える方法
続いては、実務でも使えるコツとして断面積に換算して覚える方法があります。
第二種電気工事士の技能試験でいつも聴き慣れている言葉は「VVF1.6mm」や「VVF2.0mm」だと思います。
これは導体の直径の長さのことなんです。電線の導体先っちょの太さといえば分かりやすいでしょうか。
これを断面積に換算にすると、φ1.6mm=2.0mm²、φ2.0mm=3.5mm²となります。
そしたら、電線の断面積と本数を掛け算して合計の断面積を計算しましょう。
パターン1と同じ例題を出しましょう。「φ1.6mm×1本とφ2.0mm×2本」の合計の断面積はいくらでしょうか?
さて、合計の断面積を求めることが出来ました!この合計の断面積がわかるとリングスリーブ&サイズが分かります。
4.75mm²までなら小スリーブで圧着マーク○、8.0mm²以下なら小スリーブで圧着マーク小、14.0mm²未満なら中スリーブで圧着マーク中です!
さて、ここまで説明しましたが、ちょっぴり難しいですね。
なので、第二種電気工事士の技能試験で覚えるときは、2.0mm²、3.5mm²、8.0mm²以下の3つだけを覚えておけば良いでしょう!
以下は第二種電気工事士の技能試験だけ使える要点をまとめてみました!
- 電線の太さ φ1.6mm=2.0mm²、φ2.0mm=3.5mm² として本数を掛け算。
- φ1.6mm×2本 ⇒ 小スリーブ、圧着マーク○
- 合計断面積8.0mm²以下 ⇒ 小スリーブ、圧着マーク小
- 合計断面積8.1mm²以上 ⇒ 中スリーブ、圧着マーク中
パターン2の方法は、第二種電気工事士の技能試験以外でも使えるコツです。少々むずかしいですが、余裕のある方はこちらで覚えてしまいましょう!
まとめ
さて、今回はリングスリーブのサイズを超簡単に覚える方法を2パターンご紹介しました!
パターン1は第二種電気工事士の技能試験では問題なく使えるコツです!
ただ、電気工事屋さんとして現場で使うには少々誤差が出てくることがあるので、その場合はパターン2で覚えましょう!
無理せずにあなたが覚えやすい方法で合格を目指してくださいませ!
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