- 資格がないと、ビルメンへの転職は難しい?
- アピールできるものがないときは…?
- ビルメン志望用の自己PRの書き方を知りたい!
「ビルメン企業が求める人材」を知ることで、採用される確率がグッと上がります。
中途採用はとにかく「即戦力」をアピールすることが重要です。
ぼくはビルメン歴6年目の副責任者です。応募者の書類選考も担当しています。
当記事では、ビルメンを志望する職務経歴書の自己PRの書き方を解説します。
この記事を読めば、ビルメン未経験者でも「採用確率が格段に上がる自己PR」を書けるようになります。
ビルメン志望用の自己PRは「ビルメン企業が求める人」を中心に考えていくことが基本。自己PRを書くコツも解説します。
ビルメン志望用の自己PRとは
自己PRとは、企業へあなたの魅力をアピールすること。企業に刺さる自己PRにするには「企業が求める人」をもとに魅力をアピールします。
ビルメン企業に刺さる自己PRを書くには「ビルメン企業が求める人」をもとに、あなたの魅力をアピールしましょう。
「ビルメン企業が求める人」は以下の5つです。
- ビルメン経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
自己PRは「あなた自身」志望動機は「企業」の魅力を伝えるツール
自己PRは「あなた自身の魅力」、志望動機は「志望する企業の魅力」を中心に伝えます。
どちらも「ビルメン企業が求める人」をもとに考える部分は同じです。
「志望動機」は3つの組み合わせで作れます。
⇒「志望理由+転職理由+自己PR」
- 志望理由:志望企業を選ぶ理由
- 転職理由:ビルメンを選ぶ理由
- 自己PR:あなたの魅力
上記のうち「転職理由+自己PR」で、転職サイトのオファーを利用できます。
オファーには優良企業が隠れており、書類選考の免除などメリットがとても多いです。
転職を成功させたい人は、ぜひ登録しておきましょう。
ビルメン志望用の自己PRの書き方
さて「ビルメン企業が求める人」をもとに、ビルメン志望用の自己PRを考えていきます。
- ビルメン経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
①ビルメン経験がある人は「具体的にアピール」
ビルメン経験がある人は、以下を含めて自己PRを考えましょう。
- 常駐型か巡回型か
- 施設(オフィスビル、ホテル、病院など)
- 規模(平米数、フロア数など)
- 年数
例えば「私は3年間、20階建てのオフィスビルに常駐して設備管理を経験した」と書けば分かりやすいですね。
ビルメン経験があると即戦力として、点検や不具合対応ができるため重宝されます。
「数字」を入れると強い印象を与えることができます。1つのテクニックとして、意識して取り入れましょう。
ビルメン経験がない人は、次から解説する4つ(設備の知識、資格、対応力、コミュニケーション力)をアピールします。
②設備の知識がある人は「即戦力アピール」
ビル設備に関係する知識・経験があれば記入します。ビル設備とは次のようなもの。
- 電気、通信
- 熱源、エネルギー
- 空調
- 衛生
- 消防、防災
- 搬送
- 警備、防犯、監視
設備の知識がないときは、資格でも知識をアピールできます。次に解説します。
③資格を持っている人は「知識アピール」
ビルメンは電気、空調、衛生など幅広い知識が必要です。資格を持っていれば、幅広い知識があるとアピールできます。
ビルメンで重宝される資格は次のものです。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者(乙種第四類)
- 二級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
- 消防設備士(乙種第四類)
他にも「ビルメン3種の神器」はビルメン業界では大変重宝され、転職にも有利な資格です。
- 第三種電気主任技術者(電験三種)
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
- エネルギー管理士(エネ管)
「5点セット」や「3種の神器」の詳細については、こちらの記事で解説しています。
「ビルメン5点セット」、「ビルメン3種の神器」以外にも資格を持っていれば記入しましょう。
例えば「自動車免許」を持っていれば必ず書きます。また、難関な検定を合格したのであれば書くべきです。
努力を評価する採用人もいます。得意分野をアピールすれば興味を持たれ、好印象を与えられますよ。
資格を持っていない人は「〇取得に向けて勉強中」と書いておきます。あとから勉強すれば良いですからね。
受験済みで結果待ち、もしくは受験前でも合格できそうなほど自信があるときは「〇月取得予定」と書きましょう。
④対応力がある人は「冷静さアピール」
ビルメンはさまざまなビル設備の不具合対応をします。
例えば、水道が止まった、空調機が動かない、エレベーターから異音などの不具合対応をします。
そんな突然の不具合でも、冷静に対応ができることをアピールしましょう。
「対応力」を具体的にすると次のようになります。
- 判断力がある
- 問題解決力がある
- 気持ちの切り替えが早い
- 柔軟に対応できる
- 前向きに行動できる
- 周囲に気を配ることができる
- 要領がいい
⑤コミュニケーション力がある人は「協調性アピール」
ビルメンは、ビル内の客先が不具合で困ったらすぐ対応に向かいます。
客先からの依頼はスムーズに対応しなければいけません。
周りのビルメンと協力して対応できることをアピールしましょう。
また、自然災害時にもビル内の避難誘導や消火活動など報連相が重要な場面がよくあります。
そのため、報連相ができるハキハキした人であることもアピールするとポイント高いです。
具体的に書くコツもあります。次から解説していきますよ!
ビルメン志望用の自己PRコツ5選
自己PRを書くコツは5つあります。
- 「結論→経験談→仕事で活かす方法」の順番
- 「結論」は具体的に
- 「経験談」は客観的に
- 「仕事で活かす方法」はビルメンの仕事内容にあわせる
- 自己PRを3つ以上箇条書き
コツを意識すれば、分かりやすい自己PRが書けます。
分かりやすい自己PRは「知的な人」の印象を与えられます。必ずコツを意識しましょう。
「結論→経験談→企業で活かす方法」の順番で書く
自己PRの内容は、次の順番で書きます。
- 結論
- 経験談
- 仕事で活かす方法
「結論」を最初に書くと、経験談の内容が分かりやすくなります。
「経験談」を次に書くと、自己PRに説得力が生まれます。
「企業でどう活かすか」をその次に書くと、採用人に「一緒に仕事をしている状況」をイメージさせることができます。
「結論」は具体的に書く
結論は「具体的」に書きましょう。
例えば「ビルメンの経験がある」ではなく「3年間、20階建てのオフィスビルに常駐した経験がある」と詳しく書きます。
数字を入れると具体的になるため、意識して数字を入れるとよいでしょう。
「経験談」は客観的に書く
経験談は「他人からの評価」を意識しましょう。
例えば「私は誰よりも努力できる」ではなく「上司から努力を評価され副責任者に推薦された」と書きます。
第三者からの評価は「あなたがどんな人なのか」がよく伝わりますよ。
難しいときは「他人から言われたこと」でもOKです。
例えば「1年前に電気設備の異常で対応に行った。そのとき上司から『お前は対応の流れをしっかり理解していてイイな』と褒められた」と書きます。
表現を変えるだけで、印象を大きく変えられます。
「企業で活かす方法」はビルメンの仕事内容にあわせて書く
企業で活かす方法は「ビルメンの仕事内容」にあわせて書きます。
「ビルメンの仕事内容」とは次のような内容です。
- 日誌の作成
- 定期的な点検
- 点検手順書の作成
- 不具合発生時の対応
- クレーム発生時の対応
- 上司不在時の不具合クレーム対応
- 地震や火災発生時の対応
以上の内容どれかを「私の強みで活かしたい」と伝えましょう。
例えば「私の3年間のビルメン経験を活かし、突然の地震が発生しても冷静に対応をしていきたい」と書きます。
これで「自然災害でも安定した対応ができる人」と印象が良く映りますね。
このように「ビルメンの仕事内容」に「私の強みを活かしたい」とあわせて書きましょう。
自己PRを3つ以上箇条書きにする
さまざまな角度からアピールするため自己PRは3つ以上作ります。そして箇条書きで並べましょう。
最低2つ以上、最大6つ以下が目安です。
1つ1つの自己PRは150文字程度の文章が良いでしょう。
長い文章の自己PR文1つより、短い文章の自己PR文3つのほうが、あなたのアピールが伝わりやすいです。
ビルメン志望用の自己PRの例文
それでは実際に「ビルメン企業が求める人」をもとに、例文を紹介します。
- ビルメン経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
【例文】ビルメン経験がある人
■6年間「オフィス・店舗」の複合ビルに常駐し副責任者を経験■
後輩にビルの知識を深めてもらうため、よく私が独自で研修をしていました。後輩にはその日学んだことをメモしてもらい、1週間に1度は一緒にメモを見直して復習するというものです。自分自身の知識にもなり、後輩からは「すごく勉強になり楽しい」と言われ嬉しかったです。
貴社でも学んだことは必ず復習し、着実に点検・不具合対応をこなせるよう努力していきたいです。
【例文】設備の知識がある人
■5年間の電気工事経験あり。受変電設備の対応に自信があります■
シーケンス制御の結線をする工事経験があります。2年前に突然、電気設備の異常があり不具合対応を行いました。その際上司から「お前は手際がいいな」と褒められたことがあります。
この電気の知識を貴社でも活かして、突然の不具合でも対応できるよう努めて参ります。
【例文】資格を持っている人
■6ヶ月で第二種電気工事士の資格を取得■
ビルメンの仕事に興味を持ち、独学で資格取得しました。6ヶ月の期間勉強しましたが、ストイックに勉強しすぎて友人からは「努力の天才」と呼ばれました。
ビルは漏電や過負荷などの不具合対応があるため、資格の知識を活かしつつ貴社の受変電設備の点検・不具合対応をスムーズにこなせるよう全力で努力します。また現在は第三種電気主任技術者の資格取得を目指しつつ勉強中です。
【例文】対応力がある人
■指示された仕事内容の目標・流れの理解に努め、常に効率化を図っていました■
私は常に先のことを考えて行動するように心がけ、職場の上司からいつも「手際が良く仕事が速い」と言われています。
貴社では私が一度でも対応した不具合は、書類にまとめて後輩たちでもすぐ対応できるよう効率化を図っていきたいです。
【例文】コミュニケーション力がある人
■上司への報告・連絡・相談を1番大切にしています■
どんな些細なことでも上司への報告・連絡・相談を徹底するようにしています。必然と会話もできるため、前職では上司の趣味であるスノーボードに誘われ一緒に楽しんだこともあります。
どんな職場でも溶け込んで年代を問わずに仕事を取り組むことが得意なので、貴社でも報告・連絡・相談を徹底して円滑な不具合対応ができるようにしたいと思っています。
自己PRは職務経歴書と履歴書の両方に書くの?
職務経歴書には自己PRを必ず書きましょう。履歴書は自己PR欄があれば書きます。
職務経歴書には自己PRを多く記入することを意識しましょう。
履歴書にある自己PR欄が狭いことが多いため、職務経歴書で自己PRは必須なのです。
自己PRは職務経歴書と面接で内容が同じでもいいの?
職務経歴書と面接の自己PRは同じにしましょう。
職務経歴書をもとに面接が進むため、違う自己PRでは混乱されます。
面接前は、職務経歴書の自己PRをもう一度チェックしてから挑みましょう。
自己PRは使いまわしていいの?
「自己PR」は使いまわしできます。自己PRは「あなたの魅力」なので、変わることはありません。
当記事をもとに書いた自己PRなら、どのビルメン企業にも通用します。
「志望動機」は使いまわし不可です。
志望動機は「企業の魅力」なので、企業が変われば志望動機も変わります。
志望動機は企業ごとに考えましょう。
ビルメンへ転職専用の自己PRの書き方【まとめ】
今回はビルメンへ転職するため志望用の自己PRの書き方を紹介しました。
「ビルメン企業が求める人」はこちらです。
- ビルメン経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
「ビルメン志望用の自己PRのコツ」は次のとおり。
- 「結論→経験談→仕事で活かす方法」の順番
- 「結論」は具体的に
- 「経験談」は客観的に
- 「仕事で活かす方法」はビルメンの仕事内容にあわせる
- 自己PRを3つ以上箇条書き
ビルメン志望用の自己PRで、無事に転職を成功させましょう!
優良企業を見つけよう!
書類作成のため「ビルメン志望用の自己PRの書き方」を解説しました。
しかし、せっかくの最高の自己PRがここで終わるのはもったいない…
努力するあなたの「自己PR」で、条件の良い企業と出会って欲しいです。
そこで、完全に無料で利用できる転職サイト「リクナビNEXT」を紹介します。
リクナビNEXTに「自己PR+転職理由」を入力しておくと、企業からメールでオファーが届きます。
オファーには条件が良い企業が隠れていたり、書類選考が免除になるといったメリットがたくさんあります。
- 転職活動を早く終わりにしたい…
- 給料がいいビルメン企業に転職したいなー
- とにかく、転職を成功させたい!!
完全無料なので、自分のペースで転職したい人には特にオススメです。
≫【コピペOK】5つの転職理由の書き方・例文まとめ|ビルメン志望者向け解説!