- 資格がないと空調メンテナンスへの転職は難しい?
- 空調メンテナンス未経験が書くべき自己PRって?
- 空調メンテナンス職務経歴書の自己PRの書き方を知りたい…!
空調メンテナンス企業が「本当に必要としている人材」を知る人は少ない。
ありきたりな自己PRでは採用されません。
ぼくは空調メーカー歴8年目、現場サービスマンとして現在も在職中です。
当記事では、空調メンテナンスの仕事を志望する職務経歴書の自己PRの書き方を解説します。
この記事を読めば、空調会社採用者がすぐ会いたくなるような自己PRが書けるようになります。
空調メンテナンス志望用の自己PRは「空調メンテナンスの企業が求める人」を中心に考えていくことが基本。自己PRを書くコツも解説します。
空調メンテナンス志望用の自己PRとは
自己PRとは、企業へあなたの魅力をアピールすること。企業に刺さる自己PRにするには「企業が求める人」をもとに魅力をアピールします。
空調メンテナンスの企業に刺さる自己PRを書くには「空調メンテナンスの企業が求める人」をもとに、あなたの魅力をアピールしましょう。
「空調メンテナンスの企業が求める人」は以下の5つです。
- 空調メンテナンスの経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
自己PRは「あなた自身」志望動機は「企業」の魅力を伝えるツール
自己PRは「あなた自信の魅力」、志望動機は「志望する企業の魅力」を中心に伝えます。
どちらも「空調メンテナンスの企業が求める人」をもとに考える部分は同じです。
「志望動機」は3つの組み合わせで作れます。
⇒「志望理由+転職理由+自己PR」
- 志望理由:志望企業を選ぶ理由
- 転職理由:空調メンテナンスを選ぶ理由
- 自己PR:あなたの魅力
上記のうち「転職理由+自己PR」で、転職サイトのオファーを利用できます。
オファーには優良企業が隠れており、書類選考の免除などメリットがとても多いです。
転職を成功させたい人は、ぜひ登録しておきましょう。
空調メンテナンス志望用の自己PRの書き方
さて「空調メンテナンスの企業が求める人」をもとに、空調メンテナンス志望用の自己PRを考えていきます。
- 空調メンテナンスの経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
①空調メンテナンスの経験がある人は「具体的にアピール」
空調メンテナンスの経験がある人は、以下を含めて自己PRを考えましょう。
- 家庭用エアコンの修理、点検
- 業務用エアコンの修理、点検
- 機器の不具合調査対応
- メンテナンス経験
- 年数
例えば「私は3年間、様々な空調製品の修理・点検対応を経験した」と書けば分かりやすいですね。
空調メンテナンスの経験があると即戦力として、点検や不具合対応ができるため重宝されます。
「数字」を入れると強い印象を与えることができます。1つのテクニックとして、意識して取り入れましょう。
空調メンテナンスの経験がない人は、次から解説する4つ(設備の知識、資格、対応力、コミュニケーション力)をアピールします。
②設備の知識がある人は「即戦力アピール」
空調に関係する知識・経験があれば記入します。空調に関する知識とは次のようなもの。
- 電気、通信
- 温度、湿度
- 熱源
- 衛生
- 冷蔵、冷凍
- 管工事
- ポンプ関係
設備の知識がないときは、資格でも知識をアピールできます。次に解説します。
③資格を持っている人は「知識アピール」
空調メンテナンスは電気、空調、衛生など幅広い知識が必要です。資格を持っていれば、幅広い知識があるとアピールできます。
空調メンテナンスで重宝される資格は次のものです。
- 第二種電気工事士
- 第三種冷凍機械責任者(一種、二種であればなお可)
- 冷媒フロン類取扱技術者
- ガス溶接作業者
- 管工事施工管理技士
上記の資格以外にも資格を持っていれば記入しましょう。
例えば「自動車免許」を持っていれば必ず書きます。また、難関な検定を合格したのであれば書くべきです。
努力を評価する採用人もいます。得意分野をアピールすれば興味を持たれ、好印象を与えられますよ。
資格を持っていない人は「〇取得に向けて勉強中」と書いておきます。あとから勉強すれば良いですからね。
受験済みで結果待ち、もしくは受験前でも合格できそうなほど自信があるときは「〇月取得予定」と書きましょう。
④対応力がある人は「冷静さアピール」
空調メンテナンスはさまざまな空調製品(年式)の点検対応をします。
例えば、空調機が動かない、室内機から異音、冷えない暖まらないなどの不具合対応です。
そんな突然の不具合でも、冷静に対応できることをアピールしましょう。
「対応力」を具体的にすると次のようになります。
- 判断力がある
- 問題解決力がある
- 気持ちの切り替えが早い
- 柔軟に対応できる
- 前向きに行動できる
- 周囲に気を配ることができる
- 要領がいい
⑤コミュニケーション力がある人は「協調性アピール」
空調メンテナンスは、客先から依頼があった場合すぐに対応することになります。
客先からの依頼はスムーズに対応しなければいけません。
急な依頼でも冷静に対応できることをアピールしましょう。
また、現場での点検結果などを客先に説明する対応能力も必要になってきます。
そのため、報連相ができるハキハキした人であることもアピールするとポイント高いです。
具体的に書くコツもあります。次から解説していきますよ!
空調メンテナンス志望用の自己PRコツ5選
自己PRを書くコツは5つあります。
- 「結論→経験談→仕事で活かす方法」の順番
- 「結論」は具体的に
- 「経験談」は客観的に
- 「仕事で活かす方法」は空調メンテナンスの仕事内容にあわせる
- 自己PRを3つ以上箇条書き
コツを意識すれば、分かりやすい自己PRが書けます。
分かりやすい自己PRは「知的な人」の印象を与えられます。必ずコツを意識しましょう。
「結論→経験談→企業で活かす方法」の順番で書く
自己PRの内容は、次の順番で書きます。
- 結論
- 経験談
- 仕事で活かす方法
「結論」を最初に書くと、経験談の内容が分かりやすくなります。
「経験談」を次に書くと、自己PRに説得力が生まれます。
「企業でどう活かすか」をその次に書くと、採用人に「一緒に仕事をしている状況」をイメージさせることができます。
「結論」は具体的に書く
結論は「具体的」に書きましょう。
例えば「空調メンテナンスの経験がある」ではなく「3年間、エアコンの修理対応や保守点検業務の経験がある」と詳しく書きます。
数字を入れると具体的になるため、意識して数字を入れるとよいでしょう。
「経験談」は客観的に書く
経験談は「他人からの評価」を意識しましょう。
例えば「私は誰よりも努力できる」ではなく「上司から努力を評価され主任に推薦された」と書きます。
第三者からの評価は「あなたがどんな人なのか」がよく伝わりますよ。
難しいときは「他人から言われたこと」でもOKです。
例えば「1年前に電気設備の異常で対応に行った。そのとき上司から『お前は対応の流れをしっかり理解していてイイな』と褒められた」と書きます。
表現を変えるだけで、印象を大きく変えられます。
「企業で活かす方法」は空調メンテナンスの仕事内容にあわせて書く
企業で活かす方法は「空調メンテナンスの仕事内容」にあわせて書きます。
「空調メンテナンスの仕事内容」とは次のような内容です。
- 客先に訪問し空調機点検
- 点検したデータの取り纏め
- 点検時に見受けられた不具合箇所の修繕見積作成
- 部品交換修理対応
- 突発故障した際の緊急対応
- 事務所での書類作成業務
以上の内容どれかを「私の強みで活かしたい」と伝えましょう。
例えば「私の3年間の空調メンテナンス経験を活かし、お客様への迅速な対応をしていきたい」と書きます。
これで「急な依頼があっても安定して対応ができる人」と印象が良く映りますね。
このように「空調メンテナンスの仕事内容」に「私の強みを活かしたい」とあわせて書きましょう。
自己PRを3つ以上箇条書きにする
さまざまな角度からアピールするため自己PRは3つ以上作ります。そして箇条書きで並べましょう。
最低2つ以上、最大6つ以下が目安です。
1つ1つの自己PRは150文字程度の文章が良いでしょう。
長い文章の自己PR文1つより、短い文章の自己PR文3つのほうが、あなたのアピールが伝わりやすいです。
空調メンテナンス志望用の自己PRの例文
それでは実際に「空調メンテナンスの企業が求める人」をもとに、例文を紹介します。
- 空調メンテナンスの経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
【例文】空調メンテナンスの経験がある人
■3年間、空調メーカーにて空調機メンテナンス業務を経験■
客先へ訪問し、年に1,2回の点検を実施しました。不具合が発生していない製品でしたが年数経過に伴い、各所に劣化があり故障寸前でした。お客様へ修理提案を行い後日修理を実施。お客様からは故障寸前での修理を行う事が出来てよかったと感謝の言葉を頂きました。
貴社でも修理・メンテナンス経験を活かし、少しでも早く戦力になることとお客様の悩める問題点を解決できるよう努めて参ります。
【例文】設備の知識がある人
■5年間の電気工事経験あり。受変電設備の対応に自信があります■
シーケンス制御の結線をする工事経験があります。2年前に突然、電気設備の異常があり不具合対応を行いました。その際上司から「お前は手際がいいな」と褒められたことがあります。
この電気の知識を貴社でも活かして、突然の不具合でも対応できるよう努めて参ります。
【例文】資格を持っている人
■3ヶ月で第三種冷凍機械責任者の資格を取得■
空調メンテナンスの仕事に興味を持ち、独学で資格取得しました。3ヶ月の期間勉強しましたが、ストイックに勉強しすぎて友人からは「努力の天才」と呼ばれました。
空調の仕事上、冷凍サイクルの内容を理解しなければならないので、資格の知識を活かしつつ内容を深め貴社に貢献できるよう努力します。又、3ヵ月後に冷媒フロン取扱技術者講習も取得予定です。
【例文】対応力がある人
■お客様へ訪問する際、点検する製品を見るだけでなく他の製品も一緒にチェックする気遣いを意識して業務を行ってきました。■
私は常に自分の仕事範囲以外の部分も注意を払うよう心がけており、職場の先輩からいつも「周りが良く見えていて気遣いができるな」と言われています。
貴社では周りをよく見て、先輩のサポートやお客様の悩んでいる問題点などを解決できるよう尽力していきたいです。
【例文】コミュニケーション力がある人
■上司への報告・連絡・相談を1番大切にしています■
どんな些細なことでも上司への報告・連絡・相談を徹底するようにしています。必然と会話もできるため、前職では上司の趣味であるスノーボードに誘われ一緒に楽しんだこともあります。
どんな職場でも溶け込んで年代を問わずに仕事を取り組むことが得意なので、貴社でも報告・連絡・相談を徹底して円滑な不具合対応ができるようにしたいと思っています。
自己PRは職務経歴書と履歴書の両方に書くの?
職務経歴書には自己PRを必ず書きましょう。履歴書は自己PR欄があれば書きます。
職務経歴書には自己PRを多く記入することを意識しましょう。
履歴書にある自己PR欄が狭いことが多いため、職務経歴書で自己PRは必須なのです。
自己PRは職務経歴書と面接で内容が同じでもいいの?
職務経歴書と面接の自己PRは同じにしましょう。
職務経歴書をもとに面接が進むため、違う自己PRでは混乱されます。
面接前は、職務経歴書の自己PRをもう一度チェックしてから挑みましょう。
自己PRは使いまわしていいの?
「自己PR」は使いまわしできます。自己PRは「あなたの魅力」なので、変わることはありません。
当記事をもとに書いた自己PRなら、どの空調メンテナンスの企業にも通用します。
「志望動機」は使いまわし不可です。
志望動機は「企業の魅力」なので、企業が変われば志望動機も変わります。
志望動機は企業ごとに考えましょう。
空調メンテナンスへ転職専用の自己PRの書き方【まとめ】
今回は空調メンテナンス志望用の自己PRの書き方を紹介しました。
「空調メンテナンスの企業が求める人」はこちらです。
- 空調メンテナンスの経験がある人
- 設備の知識がある人
- 資格を持っている人
- 対応力がある人
- コミュニケーション力がある人
「空調メンテナンス志望用の自己PRのコツ」は次のとおり。
- 「結論→経験談→仕事で活かす方法」の順番
- 「結論」は具体的に
- 「経験談」は客観的に
- 「仕事で活かす方法」は空調メンテナンスの仕事内容にあわせる
- 自己PRを3つ以上箇条書き
空調メンテナンス志望用の自己PRで、無事に転職を成功させましょう!
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空調メンテナンス志望用の自己PRの書き方を全て解説しました。
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