読書にチャレンジしてみようと思ったものの、自分の読みたい本や本を選ぶ基準が分からない人は多いです。
本選びに失敗してしまうとつまらなく感じて読書効率ダウンの原因に。さらにお金の無駄遣いになってしまう場合もあります。
そこでこの記事では、毎月20冊以上本を読む筆者が実践している
- 失敗しない本の選び方
- 読みたい本が分からない時の対処法
について紹介していきます。記事を参考にして自分に合う本を見つけてみましょう。
📖この記事を書いてる人📖
年間0冊の読書嫌いから月20冊の読書好きになった26歳男性。
「読書嫌いへ自由に楽しむ面白さを!」をコンセプトにブログで本の魅力を発信しています。
失敗しない本選びのコツ9選
せっかく本を読むのであれば自分に合った面白い本を見つけたいですよね。
そこで読書初心者にもおすすめな本選びのコツを8つご紹介します。
①自分の興味を明確にする
1つ目は「自分がどんなことを知りたいのか明確にすること」です。自分の興味や悩みが分かることで、自分に合う本を見つけやすくなります。
例えば、何となくビジネス書を読んでみたいと感じているなら、「仕事のどんな場面で困っているか・上達したいのか」を考えてみます。
効率をアップさせたいなら”最適化”の本、コミュニケーションが苦手なら”話し方のコツ”の本など、具体的に考えていきましょう。
②ベストセラー本を選ぶ
2つ目は「気になるジャンルのベストセラー本を読んでみること」です。とりあえずハズレを引きたくない!という方にはおすすめの方法です。
日本出版販売株式会社の年間ベストセラー表や本屋大賞のラインナップをもとに選んでみると良いです。
選ばれる本にはそれなりの理由があるので、楽しんで読めるはずです。
③レビューを見る
3つ目は「書評サイトやネットショップのレビューを見ること」です。
書評サイトなら『本が好き!』『flier(フライヤー)』『ほんのひきだし』
ネットショップならAmazonや楽天booksが良いでしょう。
ただ、Amazonなどのレビューは個人の感想が書かれているため、中には批判的意見もあります。
最初からレビューで判断しようとすると、かえって面白いか分からなくなる可能性が高いでしょう。
④本屋に行ってみる
4つ目は「本屋に行って自分の目で見てみること」です。本屋にはネットにない魅力がたくさんあります。
まず複数の本を一気に眺められること。ネットだと同時に見れるのはせいぜい5冊程度ですが、本屋なら陳列されている本がすべて視界に入ってきます。
また実際に本を手に取れるのも良いところ。内容を確かめたうえで購入できるので、失敗も減ります。
⑤表紙で選ぶ
5つ目は「表紙の見た目で選ぶこと」です。(ジャケ買い)
え、そんな選び方だと失敗しない?と思うかもしれません。
でも本にとって表紙は顔。読者が最初に見る箇所なので、たくさんの情報が詰まっているんです。
タイトルや帯、表紙のデザインなどを見て「あ、なんか面白そう」と感じたものが自分に合っていることも多々あります。
⑥同じテーマを選ぶ
6つ目は「自分が楽しく読めた本と同じテーマをもう1冊読むこと」です。次の1冊が決まらない時におすすめの方法です。
例えば、コミュニケーションの本に興味があるとします。1冊目に雑談力の本を読んだなら、もう1冊雑談力に関する本を選ぶということです。
同じテーマで違う著者の本を読み比べることで、より理解が深まり、自分に合った考え方を選ぶこともできます。
⑦著者が紹介する本を読む
7つ目は「著者が紹介する本を読むこと」です。自分に合った著者が見つかった方におすすめの方法です。
私がよく実践しているのは、著者が作品内で引用や紹介している本を読むこと。巻末に引用文献で記載している場合もあるので、チェックしてみてください。
⑧出版社の情報をチェックする
8つ目は「出版社が発信する情報をチェックすること」です。
例えば、新潮社の公式サイトでは話題本の紹介や1章まるごと無料試し読み公開などをおこなっています。
Twitterでも各出版社の最新情報やおすすめ本の紹介を実施しているので、フォローしておくと本と出会うチャンスが増えるでしょう。
ローマ帝国を「古典古代」「地中海世界」の視角から解き放ち、西アジアとの関係を重視。多様性と重層性を備えた「帝国」像を提示します。「岩波講座 世界歴史」第3回配本、好評発売中です。
『ローマ帝国と西アジア 前3~7世紀』☞ https://t.co/QLDLgmBOda pic.twitter.com/fQGqzrb0k3
— 岩波書店 (@Iwanamishoten) December 6, 2021
⑨読書好きの人に紹介してもらう
9つ目は「読書好きの人におすすめ本を紹介してもらうこと」です。自分ではめぐり合えない本にも出会えるのが面白いところです。
友人や職場の人などに読書好きがいれば、「○○のジャンルで最近面白かった本ある?」と聞いてみましょう。
周りに読書好きがいなくても、TwitterやInstagramで『#読書好きとつながりたい』などで検索すると本好きに出会うことができます。
自分に合う本が分からないときの対処法
どうしても自分に合う本が見つからない…ということもあります。そんなときにおすすめの対処法を紹介していきます。
目次とはじめにを読む
まずやってみると良いのが、本の「目次とはじめに(プロローグ)」を読んでみることです。
小説や絵本でない限り、目次には一目で概要がわかるようなタイトルがつけられています。自分の興味に合いそうなタイトルがあれば、読んでみる価値はあるでしょう。
また、”はじめに”には読者にこの本は面白いと思ってもらえるような情報がつまっています。
パラパラめくってみる
次にやってほしいのが、本をパラパラめくってみることです。このとき内容を読もうとしなくてOKです。
最初から最後までパラパラ漫画のように見るだけで、文字数や改行ペース、漢字の多さ、イラストの有無などたくさんの情報を得ることができます。
めくったときに、頑張れば読めそう・これなら読めそうと感じられるなら問題なく読めるはずです。
とりあえず読んでみる
どうしても決断ができないときは思い切って読んでみることをおすすめします。
ここまでいろいろと説明しましたが、やはり本は読んでみないと面白いかわかりません。
本は最後まで読まないといけないものではないので、まずは読んでみて、合わなかったら替えたらいいや程度の心持ちで読んでみると良いのではないでしょうか。
素敵な本を選んで読書を楽しもう
今回は読書が初心者で「どうやったら自分に合う本に出会えるかわからない」と感じる人に、本の選び方と合う本が見つからないときの対処法を紹介しました。
自分の興味を掘り下げてレビューで後押ししてもらうのもよし、目で見て直感で決めるのもよし、自分に合った方法で探してみるといいでしょう。
どうしても決まらないときは、思い切って読み始めることも大切です。ぜひあなたらしい1冊を見つけてみてください。