第二種電気工事士の技能試験では、いかに素早く作品を完成させるかがポイントになってきます。
今回ご紹介するコツはあなたの手を使ってケーブルの長さを測定するというものです。今までメジャーを使ってケーブルの長さを測定していた方はぜひ参考にしてみて下さい!かなりの時短になりますので、ぐっとラクに合格をめざせますよ!
手を使ってケーブルの長さを測定する方法3つ!
「グッドサイン」親指を立てた長さは約15cm
親指を立ててケーブルを握るとだいたい15cmになります。この長さはケーブルの長さを大まかに測定するときに使います。
例えば、長いケーブルがあったときに両手を使って交互に下へ下へと重ねていくように測定していくと素早く長さを測定できます。
余談ですが、ぼくが高校生の時に先生からはジョイント部分は15cm被覆を剥けばイイと教えられました!しかし、練習を重ねていくと個人的には次で紹介する10cmをジョイント部分として被覆を剥くのにちょうどいい長さだと思いました!ご紹介しますね!
「じゃんけんのグー」拳を握った長さは約10cm
親指を立てないでケーブルを握るとだいたい10cmになります。この長さはジョイント部分のケーブル被覆を剥くとき、わたり線を作るときの2パターンに適した長さとなっています。
グーで握って被覆を剥けば、ジョイント部分の長さを確保できるのでよく使いますね。また、わたり線は10cmあれば充分なので、グーで握った分のケーブルをわたり線にすればOKです。
「スリーピース」3本指で握った長さは約5cm
3本の指でケーブルを握るとだいたい5cmになります。この長さは配線用遮断器・端子台のケーブル被覆を剥くときに適した長さとなっています。
どれくらい剥けばいいか忘れがちな部分ですね(笑)配線用遮断器・端子台が出題されたときは3本指で握ったくらいの長さでケーブルの被覆を剥けばちょうど良い長さになります。
実際に自分の手の長さを測定しておこう
さきほどご紹介した3つの測定方法は、あくまで目安の長さになります。人それぞれ手の大きさ・長さはバラバラですし、男性か女性かでも手の長さが変わってきてしまうので、実際に自分の手の長さを測定しておきましょう!
手を使って測定するメリットと注意点
作業時間の短縮になる
あなた自身の手を使ってケーブルの長さを測定すれば良いので、メジャーを持参する必要はありません。
第二種電気工事士の技能試験では、指定寸法よりも50%以上の長さがあれば良いという基準があります。つまり、ケーブルが短くなりすぎないように気を付ければ良いということなので、手で測定できるくらいのザックリとした長さであっても問題ありません。
それよりも意識してほしいのは、ピッタリ指定寸法どおりの作品をつくろうとするのではなく、ケーブルの被覆剥き時間や加工する時間を出来るだけ短くできるようになるというところです!
どうしても、第二種電気工事士の技能試験には時間制限があるのでゆっくりはしていられないのですねー。(ぼくは丁寧に作品つくりたい派なんですけどね…!)
ちなみに、第二種電気工事士の技能試験は1人机ほどの作業スペースのみ用意されます。意外と狭いスペースで作品をつくることになるので、メジャーを置くスペース分の確保もできますね!
ケーブル長さ測定のミスが減る
さきほども記載しましたが、メジャーを使わないため目盛りの見間違いをするということが無くなります。それこそ、見間違えた長さのままケーブルを切断してしまったり被覆を剥いたりするとマズイですよね?
できるだけメジャーで測定しなくてもいい部分は、あなたの手で測定する方がミスが減るかと思います。あなたの手の長さは変わりませんので…!
器具結線時は工具をつかって測定するべき
器具へ結線するときに剥くケーブルの被覆長さは、メジャーを使用するか、VVFケーブルストリッパーに記載されている目盛りで測定すると良いです。
手を使って測定してもよいですよ!しかし、器具結線となると長さは大体5cmとかではなくピッタリ4cmなど細かく長さが分かるほうが良いでしょう。被覆を剥いてスムーズに器具結線ができますので。
ちなみに、ぼくがオススメする工具はホーザンVVFケーブルストリッパー(P-958)です。ストリッパーを片手に持ったまま長さ測定でき、そのままケーブル被覆をかんたんに剥くことができます。独学合格には持っておきたい必須アイテムの1つです!
まとめ
「第二種電気工事士技能試験のコツ!手を使ってケーブルの長さを測定する方法」についてでした。
たった3パターンだけなの!?と感じたかもしれませんが、やってみると意外と便利な方法だったのではないでしょうか?
これでどんどんケーブルの測定ができるので、作品を短時間で作っていくことができます。さらに、時間短縮をめざすならメジャーを使わないでケーブルを切る方法も覚えていきましょうね!
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