この記事で紹介する本は『地球で暮らすきみたちに知ってほしい50のこと』。
子どもに向けて書かれた本ですが、大人も意外と知らない、あるいは考えたことのない50個の問いがまとめられています。
1個の問いが4~5ページで完結しているため、読みやすいものポイント。
知的好奇心を手軽に呼び起こしてくれる一冊です。
📖この記事を書いてる人📖
年間0冊の読書嫌いから月20冊の読書好きになった26歳男性。
「読書嫌いへ自由に楽しむ面白さを!」をコンセプトにブログで本の魅力を発信しています。
著者・本書の概要
著者について
著者のラース・ヘンリク・オーゴード氏はデンマーク生まれの科学ジャーナリスト。
これまでに”Kid’s News”という子ども新聞で「博士」として子供たちの素朴な疑問に答えてきました。
本書概要
本書は著者が2015年にデンマークにて出版したものの日本語版。
宇宙の誕生から社会と人生の問題まで、デンマークの子供たちから寄せられた疑問に真摯に答えた記事の総集編です。
「世界で1番大きいものって何?」「人間がとつぜん全滅したら、どうなる?」など親子で考えても楽しい問いが50個もまとめてあります。
哲学的問いの要素はやや薄いので『子どもの難問 哲学者の先生、教えてください!』と併読するのがおすすめです。
本書の魅力を伝えるために1つ質問。
パッと答えられる人は博識な人。雑学が好きな人かもしれませんね。
そりゃ、それは青いでしょ?思った人は別の質問です。
「どうして空は青くなったり、赤くなったり、黒くなったりするの?」
さあ、どう答えましょうか?楽しいですね。
正解は「太陽の7色の光が空気にぶつかって空を染めるから」。
太陽の7色の光は、空気中を通るときにちりにぶつかって空に散らばります。
7色のうち、特に散らされやすい性質を持つのが青色。はるか上空で青色は散って、空いっぱいに広がるから、私たちの目には「空が青色に見える」のです。
わかりやすい解説は株式会社Nikon キッズアイランドの記事に記載してあります。よかったらご覧ください。
私お気に入りの2つの問い
ここまでで既に「面白そうな本かも!」と感じられた人は、本書との相性が良い人でしょう。
ここからは、私おかぴが特に気に入った2つの問いをご紹介していきます。
問① 最も偉大な発明は何?
「最も偉大な発明…」
あなたは何だと思いますか?
ちなみに私は“言葉”だと思いました。言葉は発明じゃないかも?とも思い、次に浮かんだのが“紙”でした。
問いに対する著者の答えが「鏡」。
理由を書いてしまうとネタバレになるので書きません。ただ、なかなか納得させられる理由で、にやにや笑いながら読んでしまいました。
問② どうやったらお金持ちになれる?
2つ目の問いは「どうやったらお金持ちになれる?」。
子どもの頃に考えておきたかったなと感じた質問の1つです。
・一番手っ取り早い方法
・一番良い方法
・お金がある程度溜まってから取る方法
・一番確実な方法
について解説してあります。ちなみに一番良い方法は「貯金をすること」です。
お金持ちになる方法についても、著者は正面から正直に答えています。
日本はお金に関する教育が遅れているので、今の小さい子もどうやったらお金を増やせるのか・どうすればお金が生まれるのかということはわからないはず。
ぜひ今の中学生あたりと一緒に話し合ってみたいなと感じるテーマです。
私が記事でこのテーマをピックアップしたのには理由があります。
その理由は「お金持ちになる一番確実な方法」として、“よい教育を受けること”を挙げていたから。
良い教育を受け、意欲的に学ぶこと。今ならわかりますが、私も【教育・勉学・教養】はより善く生きる大切な秘訣だと感じます。
頭が凝り固まったオトナにはぴったりの1冊
今回は『地球で暮らすきみたちに知ってほしい50のこと』をご紹介しました。
私たちがどれだけ、”なぜ?”の問いを発することなく生きているかわかると同時に、眠っていたワクワク感情を呼び覚ましてくれる一冊です。
50の問いが気になる人はAmazonの商品ページ詳細に記載してあるので、ぜひご覧ください。それではこのあたりで失礼します。