「読書は何か苦手…」
「読んだ方がいいのはわかるけど…」
もしくは
「せっかく買ったのに読めなかった…」
「あの時の熱意はどこへ…」
といったパターンで本が読めないこと、ありますよね。
私もつい半年前までは月0冊が当たり前、読書なんて無理!なよくいる20代男性でした。
ただ、以下の3つによって現在は月20冊以上を読破できるくらい本好きになりました。
- 読書のきっかけ
- 読書への考え方の変化
- 読書好き愛用のツール活用
本記事では、読書に苦手意識を抱いている人に向けて
・読書嫌いが勘違いしがちな本の読み方
・読書嫌い克服の具体的方法
・愛読家がやってるマル秘テク
をまとめてあります。読書を楽しむきっかけになればうれしいです。
📖この記事を書いてる人📖
年間0冊の読書嫌いから月20冊の読書好きになった26歳男性。
「読書嫌いへ自由に楽しむ面白さを!」をコンセプトにブログで本の魅力を発信しています。
日本人は読書をしない!?
私って読書苦手なんだよね…というあなた!
安心してください、日本人のほとんどが本を読まないんです。
文化庁が発表した『平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要』でも、
47.3%が1か月に「1冊も本を読まない」
37.6%が1か月に「1,2冊」
それだけ読書が苦手な人は多いんです。でも苦手な人ほど、勘違いをしています。
読書嫌いを克服するために大切なキーワードが「読書を楽しむ」。
こんな声が聞こえてきそうですが…笑
楽しめないから、ではなく「読書の楽しみ方を知らない」から苦手なんです。
読書を楽しむための”正しい理解”と”具体的手順”を知れば、誰でも月3冊は読めるようになります。
読書が続かない人の5つの勘違い
読書嫌いを克服するためには
”正しい理解”⇒”具体的手順”の順番で知っていくことが大切。
まずは「読書に対する正しい受け止め方」を解説していきます。
① 最後まで読まないとダメ
② とりあえず読もうとする
③ 読むからにはいい本と出逢いたい
④ たっぷり時間を取って読むべき
⑤ 本から何かを学ばないといけない
1つずつ見ていきましょう。
①本は最後まで読み切らないとダメ
1つ目の勘違いは「読んだからには最後まで読まなきゃダメ」。
本は面白く読むもの。面白くなければ即閉じて、次の本に移ってOKです。
総務省統計局によれば、書籍は年間で約72,000冊も出版されています。膨大な数の本から、自分に合う本と出逢うほうが難しいです。
- 思っていた本と違う…
- 知りたい箇所は学べたけど最後まで読むべき…?
こんな風に感じたら、読み切らなくて大丈夫です。
②とりあえずで読み始める
2つ目の勘違いは「本は読んでいるうちに楽しくなるものだ」。
とりあえず読み進めることは活字に抵抗が無い人にはよいです。でも読書が苦手な人には”読む前の準備”のほうが大事なポイントです。
本を読みたい!と感じる動機がハッキリしていないうちは、途中で読書をあきらめてしまう可能性が高いです。
③読むからにはいい本と出逢うべき
3つ目の勘違いは「本選びはミスしないほうがいい」。
せっかく読むなら良本がいい…という気持ちもわかります。でも正直、本当に良い本に出逢えるのは10冊に1冊くらいです。
あまり気負いすぎず、ダメだったら次の本にいこう程度の感覚で選んでOKです。
④たっぷりと読書時間を取って読むべき
4つ目の勘違いは「読書はじっくりと楽しむもの」。
本は休日にカフェでゆっくりと読む…なんてイメージを持っているかもしれません。
でも、読書嫌いの人にはただの拷問です。実際にやればわかりますが、読書にノリ気になっていないうちにカフェで本を広げても、すぐに飽きてしまいます。
習慣化の方法で詳しく説明しますが、最初は「10分だけ読書」がおすすめです。
⑤読むからには何か習得しないといけない
5つ目の勘違いは「本を読んだからには活かせないとダメ」。
読書が苦手な人ほど、生真面目に本と向き合う傾向があります。
- 本読んだのに仕事でちっとも活かせてない…
- あの時読んだ本は時間の無駄だった…
こんな風に考えることもしばしば。でも、本は読んでいるだけで意味があるから大丈夫です!脳科学者の茂木健一郎さんも、読書について以下のように述べています。
脳にとって読書は、総合的かつ抽象的な刺激なんです。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感の記憶が総合されて、それが言葉になるので、言葉をとおして世界を知る、整理するというのは、脳のいちばん高度な働き。
ベネッセ公式サイトより引用
読書をしているだけで脳が活性化するし、集中力を高めるトレーニングにもなります。
0冊→1冊への習慣化ロードマップ
ここまでは”読書の正しい受け止め方”についてお伝えしてきました。
読書が苦手な人に必要なのは、「読書のハードルをとにかく低くする」こと。
そして、次に大事なのが、「本を実際に読んで面白さに”自分で”気がつく」こと。
これから解説するロードマップは、“本がつまらない“を”楽しい“に変えていくための道筋です。
①なぜ読むかを明確化
②1日10ページを目標にする
③10分読書タイムをつくる
④SNSなどで読書宣言する
⑤スマホは手の届かないところへ
⑥わからなくても読み進める
⑦アウトプットしてみる
①~④は「読書を楽にする準備段階」、⑤~⑥は「読書にチャレンジする段階」、⑦は「読書後に面白さを感じる段階」です。
時系列になっているので、実際に自分の場合で考えながら読んでもらえると良いかと思います。
なぜ本を読むのか明確化させる
Step1は「読書の目的をハッキリさせる」こと。
”自分がなぜ本を読みたいのか”が明確になることで、読書への意欲も増し、能動的に学ぶことができます。
目的を考えるコツは「読書を日常生活のどこに活かしたいのか」。
例えば…
・寝ても疲れが取れないから睡眠の本を読もう
→「読書を寝る前の習慣で活かそう」
・人間関係の悩みがあるから、人間関係がうまくいく本を読もう
→「読書を仕事での○○さんとの関係で活かそう」
こんな感じで、日常生活に落とし込んで考えると、自分の悩みと読書がつながりやすくなります。
自分が読書で何を知りたいのか、と漠然と考えるのではなく、「読書が自分の生活にどんなメリット」を与えてくれるのかを考えるようにしましょう。
1日10ページを目標にする
Step2は「1日10ページを目標にする」こと。
”勘違い”のところでも触れたように、読書ハードルを下げることが最優先。
いきなり1章を読み切ろう…と考えずに、確実に読み切れる目標にしましょう。
1日10分読書タイムをつくる
Step3は「1日10分の読書タイムをつくる」こと。
1日に1時間や2時間も読書するのはなかなか難しいです。でも、1日10分なら誰でもつくれるのではないでしょうか。
読書タイム設定のコツは「ルーティンに組み込む」こと。
特に毎日必ずやる行動のあとに組むと効果的です。
例えば…
・朝起きて水を飲んだらすぐに10分読書
・昼休みが始まってすぐに10分読書
・帰宅して着替えたらすぐに10分読書
読書のために時間を作ろうとすると、ほぼ100%挫折します。そうではなく、すでに毎日できていることの後に組み込むと、無理なく10分読書ができておすすめです。
ちなみに読書家としても有名な斉藤孝さんは、書店で購入した本を近くのコーヒー1杯200円くらいのカフェで一気に読み切るそうです。
斉藤さんレベルまでは無理でも「読書をするならこのカフェ!」と決めるのも良いかもしれませんね。
SNSなどで読書宣言をする
Step4は「SNSなどで読書宣言をする」こと。
人は誰かに見られている感覚があると、”まずい!やらなきゃ!”という意識になります。
私もよくTwitterにこれから読む本をつぶやきます。↓
【今日の1冊】
『死ぬときに後悔しない生き方』を読了📖
在宅ホスピス医という尊い仕事を初めて知りました。
死を学ぶことは生を学ぶことになると実感。1日をどう生きるか、生きてる間に誰のために何をできるのか。真剣に考えるきっかけになる、皆に読んで欲しい1冊。#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/aH5tJqvyHn— おかぴ@じゆ~じん (@ziyuzinblg) October 19, 2021
読書宣言に使用するツールは「Twitter・note・Instagram・友人に話す」など、外部に発信できれば何でもOKです。
また、宣言はあくまで自分の決意表明ですが、「#読書好きと繋がりたい」などのタグをつけてつぶやくと、読書好きさんと交流ができて励みにもなります。
スマホは手の届かないところへ
Step5は「スマホを触らない対策をする」こと。
読書中にスマホを見るのは厳禁。せっかくの集中が切れて、読書欲がなくなります。
私は絶対触らないぞ…!と思っていても、LINEなどが来ると、つい気になってしまいます。読書前にはスマホを手の届かない場所に置くようにしましょう。
わからなくても読み進める
Step6は「とりあえず読み進める」こと。
「これってどういう意味…?ちょっとページ戻って確認しよう…」と思うこともありますが、戻るのはNG。
たとえ意味が分からなくても10ページ読みましょう。
私も十分理解できずに、頭に?が浮かぶことがあります。それでも読み進めていると、あとで納得できる場合がほとんどです。
アウトプットしてみる
Step7は「読み終わったらアウトプットする」こと。
アウトプットと聞くと難しい感じがしますが、実は超かんたん。
本の感想を「1行だけ書く」。これでOKです。
なぜなら、アウトプットの目的は情報整理だから。思ったことをバーっと書くと脳内で情報が整理されます。
読書をするメリット
実際に読書嫌いだった私も、紹介した習慣化を実践して月20冊読めるようになりました。
そして本を読む前には知らなかった良さを感じられました。
📖自分に自信がついた
📖コミュニケーション力が身に付いた
📖生き方の幅が広がった
文章力や語彙力が自然と身に付くので、自分に自信がつきます。
表現方法も学べるので、相手に自分の気持ちをわかりやすく表現する力もつけられます。
また、私は”大原扁理さん”の生き方が結構好きなのですが、そうした多様な生き方・価値観を学べるのは、人生の選択肢を増やすことにもつながります。
もっと楽する!読書テクニック!
ここまで、読書嫌いな人が考えがちな勘違いと、1冊読むための習慣化7ルールをお伝えしてきました。
ただ、このように感じている人もいるはず。そこで、マル秘テクをお伝えしようと思います。
読書好きはやっている3つのテクニック
①集中できる環境をつくる
②期限を決めている
③読書ツールを活用している
①集中できる環境をつくる
1つ目のテクニックは、「読書に適した環境づくり」。
読書部屋を作っている人もいるくらいです。
おすすめの環境づくりの方法は3つ。
- 視界に入るものを極力減らす
- 自然音以外をシャットアウト
- リラックスできる椅子に座る
机の上には、本のみ。これが理想形です。スマホをしまうのはもちろんのこと、食べものなども置かないようにしましょう。
また、好きな曲を聴いて読書する人もいますが、集中力が切れるので逆効果。
聞くならYouTubeなどの自然音BGMにしましょう。
座るときの椅子はゲーミングチェアなど長時間座っていても疲れないものがおすすめです。
②期限を決めている
2つ目のテクニックは「読了までの期限を決める」こと。
人間は目標を定めると、その目標に向かって努力しようとする特徴があります。
4日で読もうとすれば、スキマ時間も見つけて読もうとします。逆に10日で読もうとすれば1日あたりの読書時間の抑えるようにします。
期限までに読破する!そう決めた方が、集中力も増し、結果的に頭に残る情報量も多くなります。
③読書ツールを活用している
3つ目のテクニックは「読書ツールの活用」。
今は読書向けのツールやサービスもたくさん登場しています。読書好きは、それらをフル活用することで、より楽しく、より自由に本を楽しんでいます。
読書嫌いこそ使うべき2つの裏技ツール
・Amazonオーディオブック
・audiobook
・Amazon Kindle Unlimited
・flier(フライヤー)
・ブクログ
このほかにも読書ツールは数多くあります。
その中でも読書嫌いにおすすめなのは、Amazonオーディオブックとflier(フライヤー)
Amazonオーディオブック
Amazonオーディオブックは「聴く読書」のサービス。
プロのナレーターが朗読した本を耳から楽しむことができます。その魅力は3点あります。
①30日間無料で試せる
②オフライン再生が可能
③有料書籍が最初の1冊無料で聴ける
以下のようなタイトルが聴き放題。いつでも退会が可能です。
どうしても活字が苦手…という人こそ、「聴く読書」を利用して「本って面白いんだ!」という感覚を味わってほしいです。
flier(フライヤー)
flier(フライヤー)は「本の要約サイト」。
2,600冊以上のビジネス書の要点が10分で読めるようにまとめてあります。魅力は3点。
①7日間無料で試せる
②難しい本が10分で理解できる
③自分の読むべきビジネス書がわかる
「政治経済・自己啓発・マネジメント」など、ビジネス書には難解なイメージを持っている人も多いと思います。そんな人にこそおすすめのサービス。いつでも退会可能です。
要約を読めば、10分で本のポイントが理解できるので、読書が苦手な人でも抵抗なくビジネス書を楽しめます。
自分なりに楽しんで読書をしよう!
今回は読書が苦手な人に向けて、「読書に対する勘違い」「1冊読むための手順」「裏技テクニック」をお伝えしてきました。
① 最後まで読まないとダメ
② とりあえず読もうとする
③ 読むからにはいい本と出逢いたい
④ たっぷり時間を取って読むべき
⑤ 本から何かを学ばないといけない
読書のハードルを下げたら、以下の手順で実際に1冊目の第1歩をスタートしてみてください。
①なぜ読むかを明確化
②1日10ページを目標にする
③10分読書タイムをつくる
④SNSなどで読書宣言する
⑤スマホは手の届かないところへ
⑥わからなくても読み進める
⑦アウトプットしてみる
そして、さらに楽をするために以下のテクニックを活用してみてください。
①集中できる環境をつくる
②期限を決めて本を読む
③読書ツールの活用
特にAmazonオーディオブックとflier(フライヤー)の無料お試し期間で読書への抵抗感を減らすのがおすすめです。
どちらも退会はいつでも可能なので、まずは試してみましょう。それではこのあたりで失礼します。