「社会人になったなら本の1冊くらいは読んだ方がいい」という話は聞いたことがあるはずです。ただ、読書は苦手で続かないイメージを持っている人が多いのも事実です。
文化庁の調査でも日本人の約50%が「1か月に1冊以上本を読まない」とされています。
社会人になると時間が取れずに読書が難しい…と感じる人も多いでしょう。
そこで今回の記事は
- 読書初心者の社会人が読むべき本
- 忙しくても読書を習慣化する方法
- 読書好きが薦めるツール
について紹介していきます。
📖この記事を書いてる人📖
年間0冊の読書嫌いから月20冊の読書好きになった26歳男性。
「読書嫌いへ自由に楽しむ面白さを!」をコンセプトにブログで本の魅力を発信しています。
読書初心者の社会人おすすめの本5選
読書がこれまで苦手で読んでこなかった社会人に向けて、楽しく読める5冊の本をピックアップしました。
どの本もためになるので、迷ったなら一度読んでみることをおすすめします。
夢を叶えるゾウ
自己啓発本でありながら小説でもある『夢を叶えるゾウ』。
シリーズ累計400万部を超えるベストセラーです。
ダメダメな主人公のもとに、関西弁のゾウの神様”ガネーシャ”が突如現れて成功するための教えを説いていきます。
痛快さとガネーシャの可愛らしいキャラクターが面白くてスラスラと読める一冊です。
藁を手に旅に出よう
こちらは「20代~30代の社会人におすすめ」のビジネス小説。
会社で働く意義が見いだせずに悩んでいる”新入社員サカモト”に、伝説の人事部長が講義をしていくストーリーです。
浦島太郎など皆が知っている寓話をもとにした分かりやすい解説と、本質を突く問いが面白いところ。働き方で悩む社会人にはぜひ一度読んでほしい一冊です。
7つの習慣 自分を変えるレッスン
こちらは、成功と幸せについて学びをくれる一冊。『7つの習慣』という原書を分かりやすくまとめているので、読書が苦手な人にもおすすめです。
人格をベースにしたものの考え方と人生の送り方を学ぶことができます。
貧乏父さん金持ち父さん
こちらの本は「お金」をテーマに世界中で読まれている超ベストセラー作品。
「お金のために働かないこと」や「お金の持つ力」など、どんな時代にも通用する基本原則を分かりやすく教えてくれます。
学校教育ではお金について学ぶことはありません。社会人になってからでも、きちんと勉強することをおすすめします。
人は話し方が9割
こちらは「コミュニケーションで悩む人」におすすめの本です。上手に話す技術やテクニックではなく、話し方の根本を学ぶことができます。
日常で会話が続かない、話をうまく広げられないなど会話に苦手意識がある社会人は、ぜひ一度読んでみてください。
忙しい社会人が読書を習慣化する方法
読書をしてみたいと思っても、なかなかまとまった時間が取れないのも事実。最初はやる気があっても、時間がかかるうちに飽きてしまうこともあるでしょう。
そこで忙しい社会人に向けて、読書を習慣化する方法を紹介していきます。
①10分読書時間を確保する
1つ目は「1日10分の読書時間を確保すること」です。
読書が苦手な人は、まとまった時間を使って本を読もうとします。それだと、急な用事や仕事の疲れで流れてしまうことも多いです。
・通勤電車の中
・朝少しだけ早起きする
・お昼休み
・帰宅前
など毎日確実に確保できる10分を生活リズムに取り入れるようにしましょう。
②読みたい本を選ぶ
2つ目は「自分が読みたいと思う本を選ぶこと」です。
いくらベストセラー本だとしても、その時の自分に合っていなければ挫折してしまいます。
悩みがあるなら自分の悩みを解決してくれる本、仕事に役立つスキルを身につけたいならビジネス本というように今の自分が欲している一冊を選んでみましょう。
もし、好みが分からないのであれば、本屋に行ってウロウロしてみるのがおすすめです。
③目標を低く設定する
3つ目は「読書に対する目標をなるべく低く設定すること」です。
特に読書が苦手な人は、月に○○冊読む!、1日に○○ページ読む!などと具体的かつ理想的な目標を立てがちです。
もともと読書に不慣れなら、時間がかかって当然です。それに、読書は本を読むことが目的なのに、数値目標を達成することが目的になってしまえば楽しめなくなってしまいます。
まずは「毎日本を開けたらOK!」くらいのゆるーい目標を立て、継続することを第一に読書しましょう。
④すべて読もうとしない
4つ目は「本をすべて理解しようとしないこと」です。
本を読むなら何か1つは学びたいと思うのは当たり前。私もそう思って読みます。
ただ、本1冊を最初から最後まで読む必要はありません。
すべて理解しようと思って読むと、同じ文章を何度も何度も読み返して時間が余計にかかってしまいます。
読書は、自分が今求めている章を探して読めば十分。もし読んでみて楽しくなれば、他の章も読んでみると良いでしょう。
⑤同じテーマで複数冊読む
5つ目は「興味のあるテーマの本を複数冊読むこと」です。
1冊読んで面白いなと感じたなら、同じようなタイトルや内容の本を選んで読んでみましょう。著者によって観点や価値観が異なるため、自分に合った考えを学ぶことができます。
また複数冊を読んで共通点を見いだせれば、多くの人に共通する内容として学びに変わります。
初心者なら無料をうまく活用しよう
読書が苦手で時間もなかなか取れないという社会人におすすめなのが、「初回無料」のサービスを上手に活用すること。
私も読書に慣れるためにサービスを活用し、無料期間中に「苦手→そこそこ読める」にまで変化しました。
私の活用したサービスがAmazon Kindle Unlimitedとflier(フライヤー)です。
Amazon Kindle Unlimited
Amazon Kindle Unlimitedは「電子書籍の定額読み放題サービス」。
小説・ビジネス書・マンガ・雑誌など200万冊以上が好きな時に読めます。魅力は3点。
①30日間無料で試せる
②ダウンロードでどこでも読める
③レビューから人気本を探せる
スマホやタブレットにダウンロードすれば、通勤や休憩などのスキマ時間にササっと読めます。自分の好みの本が分からない人にも探しやすくておすすめです。
flier(フライヤー)
flier(フライヤー)は「本の要約サイト」。
2,600冊以上のビジネス書の要点が10分で読めるようにまとめてあります。魅力は3点。
①7日間無料で試せる
②難しい本が10分で理解できる
③自分の読むべきビジネス書がわかる
「政治経済・自己啓発・マネジメント」など、ビジネス書には難解なイメージを持っている人も多いと思います。そんな人にこそおすすめのサービス。いつでも退会可能です。
要約を読めば、10分で本のポイントが理解できるので、読書が苦手な人でも抵抗なくビジネス書を楽しめます。
社会人こそ読書を楽しもう
今回は読書初心者の社会人に向けておすすめの本と習慣化の方法をご紹介しました。
初心者でも読みやすく参考になる本は以下の通りです。
①夢を叶えるゾウ
②藁を手に旅に出よう
③7つの習慣 自分を変えるレッスン
④貧乏父さん金持ち父さん
⑤人は話し方が9割
社会人になると時間がうまく取れず、これまで読書がはかどらなかった人も多いかと思います。まずは”1日1回本を開くこと”と”1日10分読書タイムを用意すること”を目指してみましょう。
記事を参考にして読書の楽しみを感じてもらえればうれしいです。