今回は「泡アラーム弁の圧力が高いときの対応」について解説します。
ぼくはビルメン歴7年目で、副責任者も担当しています。
当サイトを読めば「知ってよかった!」と思えるビル設備の知識が手に入ります。
- 「ビルメンに入社するのは不安…」
- 「困ったときの参考資料にしようかな」
- 「もっとビル設備を知りたい!」
どんな方でも、サラッと簡単に読めるように解説しました。
ぜひご参考にしてくださいね!
【状況】泡アラーム弁の圧力が高い!
ある日、ぼくは「日常巡回」をしていたところ、泡消火設備の「泡アラーム弁」の1次側圧力が高いのを発見しました!
日常巡回とは、毎日1回ビル内を巡回して異常がないかをサラッと見てまわる点検です。
泡消火設備とは、自動車火災の消火によく使われ「泡」で消火します。
泡アラーム弁とは、泡消火剤の「フタ」のようなものです。
この「フタ」が開くと泡消火剤が放出されます。
ビル設備で分からないことは「専門業者」や「点検業者」に聞きましょう。
詳しい内容を教えてくれるのでビルメン経験が浅くても安心です!
【圧力が高い原因】夏による空気の膨張
圧力が高くなった原因は、外気温上昇による空気の膨張です。
夏場によく発生し、「泡」のほかに「スプリンクラー」などの消火設備の圧力も上がります。
【圧力を下げる方法】圧力計を緩める
圧力を下げる方法は意外とシンプルで「圧力計を少し緩めて圧力を下げる」という方法です。
これは専門業者から聞いた方法で、一番間違いがない方法とのことです。
具体的な手順は次のとおり。
- 高値の圧力計のコックを閉める
- 少しだけ圧力計を緩める
- コックを少しずつ開けて圧力を下げる
- 設定値以下まで下がったらコックを閉める
- 圧力計のねじ込み部の古いシールテープを剥がして新しいシールテープを巻く
- 圧力計を取り付ける
手順②は、圧力値を見ながら作業するため圧力計は完全に取り外さないようにします。
手順⑥は、圧力計を完全に締めると後ろを向いて圧力値が見えない位置になることがあります。
完全にねじ込んでいなくとも、圧力計が正面を向いたら止めましょう。
まとめ
今回は「泡アラーム弁の圧力が高いときの対応」について解説しました。
圧力が上がる原因は「夏に空気が膨張するから」ですね。
圧力を下げるには「圧力計を少し緩めてゆっくり下げる」という方法がおすすめです。
簡単な作業ですが、もし誤って泡消化剤を放出させると大変な被害が出てしまいます。
事故が発生してからでは遅いので、もし自信がないときは業者に頼むのも大切ですね。
この体験談の他にも、ぼくの「7年間の体験談」がまとまった記事も読んでみてくださいね!↓↓
また、ビルメンは「休み」が多く、「残業」が少ないので
ビルメンに就職すると「時間」がたくさんできます!
ビルメンの「メリット」や「注意点」をまとめたので、あわせて参考にしてくださいね!