今回は「泡消火ポンプが突然運転したときの対応」について解説します。
ぼくはビルメン歴7年目で、副責任者も担当しています。
当サイトを読めば「知ってよかった!」と思えるビル設備の知識が手に入ります。
- 「ビルメンに入社するのは不安…」
- 「困ったときの参考資料にしようかな」
- 「もっとビル設備を知りたい!」
どんな人でも、サラッと簡単に読めるようにしました。
ぜひご参考にしてくださいね!
【状況】泡消火ポンプが突然運転した!
ある日、仕事をしていると突然、防災監視盤にて警報が鳴り「泡消火ポンプ運転」のメッセージが…!
防災監視盤とは、「ビル内で火災になりそうなエリアを素早く教えてくれる機械」です。
ただ、たまに機器の不具合や外的要因で間違った警報が鳴ることがあります。
被害が拡大する前に、ビルメンが急いで復旧に向かいます。
現地に行くと、火災ではないのに泡消火ポンプが運転していました。
泡消火ポンプとは、「泡消火剤を放出する機器」です。
泡消火剤で、自動車などの「油火災」を消火します。
泡消火剤は自動車に付着するとサビてしまいます。
火災でもないのに、自動車をサビさせたら損害賠償の話になるので大変なことに…!
【原因】冬季で泡消火圧力タンクの圧力値が下がったから
泡消火ポンプが運転した原因は「冬季で泡消火圧力タンクの圧力が下がったから」でした。
今回の圧力が下がった原因は「ヘッドが溶けたから」ではなく「冬季で空気が収縮したから」でした。
なかなか奥が深い設備ですね!
【圧力を上げる方法】ポンプを運転する
泡消火圧力タンクの圧力が下がるとポンプが運転することが分かったと思います。
では、圧力を上げるにはどうしたら良いでしょうか?
答えは簡単で「ポンプを運転する」ことで圧力が上がります。
ただ、ビルメンでは触る機会が少ない設備なので、専門業者に頼むと安心でしょう。
まとめ
今回は「泡消火ポンプが突然運転したときの対応」について解説しました。
泡消火ポンプが運転したのは「圧力タンク内の圧力が下がったから」ですね。
圧力が下がった原因は「冬季で空気が収縮したから」でした。
本来は、火災でヘッドが溶けて空気が抜けるとポンプが運転する。ここまで知っておくと完璧です。
もし日常巡回(毎日ビル設備を見てまわる点検)で圧力が低いのを見つけていれば今回の不具合は無かったかも…。
泡消火設備についてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にして下さいね↓
≫【ビルメン体験記】泡アラーム弁の圧力が高いときの対応を解説してみる
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