ブレーカー(配線用遮断器)は第二種電気工事士技能試験ではたった1~2問しか出題されません。
そこまで出題頻度は高くないものの意外と結線が難しい器具です。
ましてや練習する機会も少ないと思いますので、今回は最短で結線する手順とLとNの覚え方のコツについてご紹介していきますね!
そもそもブレーカー(配線用遮断器)ってなんだっけ?
住宅用の小型ブレーカーのこと
イメージはそんな感じですね。よく過電流トリップしたとか、過負荷でブレーカーがとんだ、なんて言い方もすると思います。
ざっくりいうと、電流をたくさん流すことでドライヤーの温風を出したり、トースターでパンを温めることができたりします。
でも、電流がたくさん流れて熱が発生しすぎると火事になる恐れもあります。そうなったらとても大変ですよね!
そうなるまえに、ある一定以上の電流値を超えるとブレーカー(配線用遮断器)が自動で回路を遮断してくれるわけであります。
ブレーカー(配線用遮断器)の結線手順&時短のするコツ3つ
【step1】外装被覆を50mm剥く
まずは外装被覆を50mm剥く作業をしていきます。
ここは50mmピッタリではなくて良いので、ざっくりと手を使って測定すると時短で作業できます。
【step2】芯線被覆12mm剥く
続いて芯線被覆を12mm剥く作業になります。
ただ、僕が推奨するやり方はブレーカー(配線用遮断器)の座金へ芯線被覆ごと差し込んで適切な位置で印をつけたうえで被覆を剥く方法です。
結線時に、上から本体をみたとき芯線が見えない方が望ましいです。
かといって、座金に被覆が噛みこんではダメなので、被覆を剥く長さの微調整が難しいんですよね。
なので、電工ナイフ等で印を付けたうえで芯線被覆を剥くようにするとスムーズに作業が進みますよ!
ちなみに電工ナイフで手を切らないように、安全のため片手だけ手袋を着用しておきましょうね!
【step3】ブレーカー(配線用遮断器)の極性を確認する
結論から書くと、Lは黒線、Nは白線を結線しましょう。
「L」はライブ(live)を表していて、生きている線ということで黒線を結線します。
「N」はニュートラル(neutral)を表していて、接地側を表している線なので白線を接続します。
意外と忘れやすいですよね。なので、ぼくが当時覚えていた方法をお教えします!
「L」はLIAR GAME(ライアーゲーム)で覚えていました(笑)
ウソばかりつく心理戦の漫画なのですが、黒いイメージなのでLIAR GAME(ライアーゲーム)は黒線と覚えていました。
「N」はNOTE(ノート)で覚えていました。
新しく買ってきたノートは真っ白ですよね。なのでNOTE(ノート)は白線と覚えていました。
僕はこんな感じで覚えていましたよ(笑)あくまで参考にして頂ければ良いかなと思います。
「L」は黒線 (ライアーゲームなので黒っぽいイメージ)
「N」は白線 (ノートなので白っぽいイメージ)
【step4】ブレーカー(配線用遮断器)へ結線する
続いてブレーカー(配線用遮断器)へ結線していきましょう。
プラスドライバーでねじを締め付けて、芯線が抜けないようにしましょう。そのとき、締め付けた後に座金に芯線被覆が噛んでいないことを確認してくださいね!
ねじをチカラいっぱい締めすぎて壊れてしまうと欠陥になってしまうので注意しましょうね。
【完成】できあがり!
まとめ
今回はブレーカー(配線用遮断器)の最短で結線する方法とLとNを覚えるコツについてご紹介しました。
僕の経験上、芯線被覆を剥くときは電工ナイフで芯線被覆に印を付けてからのほうが丁度良い長さになりますよ。
ただ、電工ナイフで手を切ったら大変なのでほんとに注意して作業してください!
また、「L」は黒線、「N」は白線というのも忘れやすいのでしっかり覚えておきましょうね。
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