空調の仕事を行う上で必要になる資格ですが、実際に空調業種に携わっていない人にはあまりピンとこない資格ですよね。
実際に私も空調の仕事をしている上で、本資格の内容や重要性についてあまり理解しておりませんでした。
現在では、在職中に上記の資格を取得し、空調の仕事を行っております。
私は、空調メーカー歴8年目の現在も在職中の空調サービスマンとして仕事をしております。
本資格の内容や重要性などについて簡単にですがご紹介していこうと思います。
又、別記事で空調の仕事に必要な資格まとめ記事を書いています。
合わせて読んで頂けると参考になるかと思います↓↓
冷媒フロン類取扱技術者とは
本資格の内容としては、業務用冷凍空調機器について熟知し冷媒(フロンガス)の漏えいを点検する際に必要な資格になります。
又、冷凍空調機器の修理・メンテ作業に伴う冷媒回収から充填に至るまで十分な知識を持った資格者に与えられる資格になります。
この資格を持っている事で何ができるのかと言いますと下記の作業ができます。
・空調機の修理等で冷媒の回収・充填を伴う作業
・フロン排出抑制法に伴う漏えい点検作業(法律により義務付けられています)
冷媒(フロンガス)と言われるものは、地球温暖化にも影響を及ぼすガスで、これを適正に管理する必要があります。
講習内容
冷媒フロン類取扱技術者講習は、テキストの内容に沿って1日かけて実施します。
講習の最後に確認テストを行うのですが、こちらのテストで合格ラインまでいけば修了証をもらうことができます。
基本的にしっかり講習を聞いていれば問題なく合格できます。
講習を受講するための条件
冷媒フロン類取扱技術者の講習を受けるには、下記条件を満たす必要があります。 (①、②両方必須)
①業務用冷凍空調機器の修理メンテナンスの実務経験を3年以上有していること。
②下記資格を1つでも保有している方。
・冷凍機械責任者(1冷~3冷)
・冷凍空気調和機器施工技能士(1級、2級)
・冷凍空調技士(1種、2種)
・冷凍空調施設工事保安管理者(A区分、B区分、C区分)
上記の資格ですが、一番取得しやすい資格は冷凍機械責任者の3冷になります。
なぜなら、内容が一番入門的な内容で難易度もそこまで高くないからです。
別記事にて3冷の資格内容を書いた記事がありますので、参考までに是非ご確認ください。
実務経験を積むには?
実務経験の内容としては、「冷凍設備業」を行っている企業でかつ、「高圧ガス販売」事業所において、施工、保守・メンテナンスの業務の経験を言います。
すなわち空調メンテナンスを行っている企業や空調メーカーがそれを指します。
私も空調メーカーに現在も勤務しており、保守・メンテナンス業務を行い実務経験を積む事ができました。
こちらも別記事で空調メンテナンスに転職したい人向けの記事も書いていますので、是非チェックしてみてください!
まとめ
今回は、冷媒フロン類取扱技術者の資格についての内容をご紹介しました。
冷媒フロン類取扱技術者について、まとめますと
・冷凍、空調を熟知した者が冷媒を取り扱える資格
・資格受講には、業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験が3年以上必要。
・同じく資格受講には特定の資格が必要(第三種冷凍機械責任者が取りやすい)
この資格は、取得しておいて損はない資格ですので、是非チャレンジしてみてください!
読んで頂きありがとうございました。
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