- 20代新卒で仕事をやめたいけど、ぼんやりと将来が不安でやめられない
- 仕事をやめても「なにをすればいいか」が分からない…
- 人間関係がとても嫌。仕事をやめたら甘えなの?
若い20代新卒にとって仕事をやめる行動は「社会人のタブー」だと感じる人も多いのではないでしょうか?
ぼくは新卒入社3ヶ月で退職と20歳までに2回転職を経験しています。しかし前職では、上司からパワハラを受けて仕事に行けなくなったことがあります。
そこでこの記事では、仕事をやめようか迷っている人へ「20代新卒が転職するメリット」について解説します。
この記事を読めば「20代新卒はこれからどんな仕事を選べばいいのか」が分かります。
結論から言うと、仕事をやめたいのは人それぞれ違うから甘えじゃない。
むしろ20代新卒が転職する方が今後メリットが大きいんです。
さて、さっそく解説していきます!
20代新卒こそ転職するべき3つの理由
答えはYESです。
20代新卒は頑張りすぎて「うつ病」になりやすいため注意しましょう。
この病気のリスクと上手な転職方法を知っておくことが大切です。
さて1つずつ解説していこうと思います!
①いま無理をしなくても生きていける
結論、どうしても仕事をやめたいときは、次の会社で頑張ればそれでいいのです!
会社はあなたに「必ず働きなさいよ!」とは言っていません。
そして、あなたがうつ病になっても会社は責任なんて取ってくれません。
しっかりと自分で自分のことを守ってあげないと、取り返しのつかないことになる恐れだってあります。
ほとんどの人って、自分が無理をしているという自覚がないから危険なんです。
「疲れたから早く帰りたいけど、上司が残業してるし自分も仕事しよ…」みたいなことが一度は経験があるでしょう。
でもそれは自分を苦しめるだけ。
仕事をやめたいときこそ頑張ろうとしなくていいんです。
人それぞれストレスの感じ方は違うわけですから、限界を超えてまで頑張ろうとしなくていいんですよ。
次に解説していきますが、無理ができる20代新卒こそ「精神障害」には注意が必要なんです。
②20代の「5人に1人」が精神障害を発症している
最初に結論を言うと、今の日本人は20代の「5人に1人」がうつ病になっているのです。
2021年5月現在、日本には6,667万人の就業者がいます。(出典:総務省統計局「労働力調査結果」)
2018年の厚生労働省による調査によると、58.0%の労働者が今の仕事や職業生活に強いストレスを感じているのです。
(出典:厚生労働省「労働安全衛生調査(実態調査)」)
また、仕事が原因で病気となる代表例として「精神障害」があります。
2012~2017年度の精神障害事案のうち、20~29歳の20.8%が「精神障害」を発症しています。(出典:過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究 令和元年度 総括・分担研究報告書)
つらい仕事を乗り越えれば報われる、というほど人生は甘くありません。
転職は半年もあればできますが、うつ病は治療に2~3年かかるといわれます。
20代新卒は良くも悪くも全力で努力できるので注意が必要なのです。
仕事がつらくやめたいなら転職して「良い方向」に努力することも考えてみてはいかがでしょうか。
さてここでいう「良い方向」とはどんな方向なのでしょうね?
具体的に解説していきましょう!
③転職しながら生活する考えが必要
20代新卒が今後「良い方向」に人生が進むように解説しますよ。
これからの20代新卒は「転職しながら生活する」ことを考えていく必要があるんです。
2050年になると、日本人は100歳まで生きることが当たり前になると言われています。
100歳まで寿命が延びると、年金をもらう年齢が上がって80歳まで仕事をする必要がでてきます。
最近では、人の代わりに「ロボットやAI」が仕事をするようになってきているため、あなたの今の仕事も続けることができなくなるかもしれません。
また令和が始まったころに、トヨタ自動車の社長は「終身雇用は難しい」と発言し、大企業でも突然リストラされる時代になりました。
このように若い20代や新卒の人たちは、1つの仕事を続けていくことができなくなるのです。
そうなんです。最近だと芸能人がyoutuberをやっているのも、よく見かけるようになってきました。
youtuberもインスタグラマーも、最初は使い方が分からないので勉強が必要ですよね。
こうやって時代に合わせて勉強しつつ、いろんな仕事をする時代となっています。
20代新卒こそ勉強して、新しい職業や副業へ挑戦していくことが重要です!
そうですね。むしろやりたいことを仕事にできる良い時代になったんですよ!
1つの職場に縛られず、やりたいことに挑戦できる20代新卒だからこそ転職するべきなんです。
それではさっそく転職先を選ぶ方法を3つ紹介しますよ!
20代新卒が転職先を選ぶ3つの方法
結論から言うと、一番のおすすめは「休みが多く残業が少ない会社」を選ぶことです。
またライフスタイルを変えていく(副業しながら仕事をする生活にしていく)ための転職とも言えます。
時間があれば副業に多くの時間を使うことができ、プライベートも充実します。
仕事がつらく精神的に不安定な状況では、新しい職種へチャレンジしたり、キャリアアップをめざす転職など考えられない人もいるでしょう。
転職先を選びますか?紹介しますね。
【その1】新しい職種を選ぶ
1つ目の20代新卒が転職先を選ぶポイントは「新しい職種にチャレンジする」という選び方です。
新卒ならば未経験でも挑戦できる行動力があります。
本当にやりたいことがあるのだとしたら、20代新卒のうちにやっておくと後悔しない生き方ができますね。
ただ、あなたの「やりたいこと」と「できること」が必ずしも同じとは限りません。
転職後やりたいことが自分のイメージと違っても、自分を高める努力を忘れないようにしましょう。
【その2】スキルを活かせる職種を選ぶ
2つ目の20代新卒が転職先を選ぶポイントは「今のスキルを活かせる職種に転職する」という選び方です。
すでに持っているスキルを活かすことができるので、さらに質の高い仕事ができるようになります。
初めから覚える必要もないので、気持ち的にも余裕が生まれますよね。
すぐに自分自身の能力を上げることができますが、場数が増えるため必然的に忙しくなることは覚悟しましょう。
【その3】休みが多く残業が少ない職種を選ぶ
先述した通り、一番のおすすめは休みが多い会社を選ぶ方法です。
ライフスタイルを変えていくための転職と捉えましょう。
副業やプライベートの時間を確保することができます。
先述したキャリアアップできる会社と休みが多い会社の2つをあわせた企業を選ぶと転職先の幅が広がります。
ぼくが実際に働いているビルメンテナンス(ビルメン)という職業も、休みが多く残業が少ないので、ご紹介していきますね!
休日が多く残業が少ない「ビルメン」とは?向いていない人もいる?
ビルメンの仕事内容を簡単に言うと「ビル内の点検、不具合対応」です。
例えば、ビル内にある電気メーターの値をチェックしたり、電球が切れたら新しい電球と交換します。
ぼくの常駐している現場はかなり大きいビルですが、半分以上の人は異業種からの転職です。
中には「屋台の焼き鳥屋さん」をやっていた人もいましたね。
簡単な仕事内容が多いので初めて挑戦する人でも安心ですよ。
常駐という言葉が出てきましたが、簡単にビルの現場には2パターンあるので解説します。
ビルメンには「常駐型」と「巡回型」がある
1つのビルに常駐する「常駐型」と、複数のビルを巡回する「巡回型」の2種類があります。
初心者のおすすめは「常駐型ビルメン」です。
常駐型と巡回型の2つを経験したビルメン歴20年の所長も、初心者は常駐型ビルメンをおすすめしています。
ただ、ビルメンに向いていない人もいるので注意してください。以下7つまとめました。
- 雑務や汚れ仕事が嫌な人
- タスク管理が苦手な人
- 人と接するのが苦手な人
- カレンダー通りに休みたい人
- プライドが高い人
- ルーティンワークが嫌いな人
- 臨機応変な対応が苦手な人
トイレの詰まりを解消する、排水管からの水漏れを修理する、簡単な壁紙の貼り替え作業をするなどなど…
ビルメンの仕事は、浅く広い仕事内容になります。
毎日ではありませんが、たまに汚い作業も舞い込んでくるので精神的に受け付けない人はビルメンは厳しいでしょう。
常駐型ビルメンへ転職するメリット3つ
常駐型ビルメンへ転職するメリットは以下3つです。
- 休みが多く、残業が少ない
- 副業や資格取得に使える時間が多くキャリアアップも見込める
- 他職種と比べると仕事が楽
休みが多く、残業が少ない
常駐ビルメンの仕事は1日で完結することがほとんどです。
終わらなかった点検や不具合は、宿直が夜間に終わらせたり翌日に引き継ぐことが多いです。
そして全てビル内の作業となるため、残業がほぼありません。
また宿直は、1日仕事をした翌朝9時頃に帰宅できる「明け番」となります。
この明け番の他に、公休が月8~9日あるので休みが多く感じますね。
ビルメンは余裕な時間が多いので副業や資格取得、プライベートの充実までできる万能な仕事でしょう。
副業や資格取得に使える時間が多くキャリアアップもできる
常駐ビルメンは副業や資格勉強する時間が確保しやすいです。
資格があれば資格手当がもらえますし、キャリアアップの転職として給料の良いビルメン会社へ転職することもできます。
もし他職種への転職を考えたとしても、資格取得に時間をかけられるので幅広い人生設計も可能です。
また一度でもビルメン経験があれば、特殊な仕事内容ではないため戻ってくることもできますね。
若いうちにビルメンでたくさん資格取得して他職種にチャレンジ。
他職種が厳しいならまたビルメンに戻って経験を積むこともできますね。
他職種と比べると仕事が楽
ビルメンは経験や資格がなくても就職できます。
電球交換をはじめ、パソコンで空調ON/OFF操作やスケジュール設定をするといった、簡単な仕事内容が多いです。
機械が故障したら、修理を業者へ依頼します。なので電気工事屋や修理業者のような専門知識も不要です。
しかし機械が修理完了するまで、ベストな環境を整える臨機応変な対応が必要となってきます。
- 冷蔵庫が故障した:客先へ食材の移動依頼と「使用禁止」の張り紙掲示
- 自動扉が故障した:安全のため扉全開とブレーカーOFF
- コンセントが使えない:他系統のコンセント提供、分電盤内の子ブレーカー確認
また常駐ビルメンは、ビル内の仕事なので「夏は暑くて冬は寒い」ことがありません。
空調が効いた環境下での仕事なので、身体的にも楽でしょう。
新卒がビルメンへ転職するときの選ぶポイント3つ
20代新卒がビルメンへ転職する際にチェックしておくべき選ぶポイントを3つ紹介します。
- 常駐ビルメンであること
- 宿直があること
- 「病院」だけはやめておくこと
常駐ビルメンであること
先ほども説明しましたが、ビルメンには1つのビルに常駐する「常駐型」と、複数のビルを巡回する「巡回型」の2種類があります。
新卒でビルメン初心者にオススメなのは「常駐型ビルメン」です。
ビル1件の機器を集中して覚えることができ、ビル内で点検や不具合対応が完結するため残業がほとんどありません。
一度覚えてしまえば対応できることも増え、深い知識まで学ぶことができます。
宿直があること
新卒で若年層の人は、宿直がある現場を選ぶと良いでしょう。
宿直の夜間帯は、不具合がないときは時間に余裕があります。
この余裕のある夜間帯を使って資格勉強する人、スマホで動画を見る人、仮眠をとる人などいます。
また、宿直の翌朝9時頃に帰宅でき、副業などに時間を使えます。
20代は体力、精神的にも無理ができる年代です。余った時間を使って資格取得や副業に専念しましょう。
例えばここで資格取得や副業に成功して、資格手当で月3万、副業収入で月5万と収入が増えたらできたら最高ですよね。
新卒ならば宿直を選ぶメリットが多くなります。
ちなみに、宿直がないと「平日5連勤」「土日休み」という一般的なサラリーマンのようなシフトです。
宿直がないと明け番もないので、ビルメンとしてのメリットが薄れます。
「病院」だけはやめておくこと
最後に配属される現場についてですが「病院」だけはやめておきましょう。
以下がビルメン激務トップ3に入る現場です。
- 商業施設
- ホテル
- 病院
この中でも圧倒的に激務なのが「病院」です。
患者がいる隣でコンセント修理をしたり、空調管理が超シビアになるためピリピリしているそうです(笑)。(ビルメン歴35年の父親が語っていました)
なかでも大規模停電が発生したとき対応が遅れると、最悪の場合は生命維持装置が停止する恐れもあります。
停電時は非常用発電機が動作しますが、緊急時マニュアルを熟読しておかなければ常にドキドキですね…。
初めて常駐ビルメンに挑戦するなら「病院」は選ばない方がいいでしょう。
反対に、一番楽な現場は「オフィスビル」といわれています。
オフィスのテナントさんは夕方に帰宅するので、夜間帯ほとんど点検や不具合対応がありません。
なので夜間帯に仕事がないときは、副業や資格勉強ができる時間を確保することができるんですね。
ビルメン求人を探すときはリクナビNEXTで充分
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ビルメン求人は希少なので、ハローワークよりも転職サイトで探すと効率が上がります。
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ビルメンに限らずですが、このオファーメールが来ると「オレが本気出したらいつでも仕事やめられるからな!」みたいな変な自信がつきます。(笑)
ぼくが仕事をやめたいと思っていたときは、毎日このオファーメールが心の支えでした。
嬉しいのと同時に、つらい気持ちのときのオファーメールって安心できるんですよね。
登録しておくだけでも不安な気持ちが少しでも減るのでぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「20代新卒こそ転職すべき理由とビルメンの良さ」について解説しました。
リクナビNEXTは多くの会社からメールで「うちの会社どうですか?」と誘ってくれるので嬉しいし安心もできますよ。
仕事がつらくやめたいときは、元気なうちから行動していく勇気も必要ですよ。