今回は「200ボルトに感電したときの対応と今後の対策」について解説します。
ぼくはビルメン歴7年目で、副責任者も担当しています。
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【状況】200ボルトに感電した!
これはぼくが入社1年目のときに経験した話です。
食器洗浄機の水漏れ対応をしているときに突然、身体に強い衝撃が走りました。
ぼくは最初、何が起きたのか分かりませんでした。
びっくりして放心状態になっていると、防災センターから「電気の警報が鳴ったけど大丈夫?」と連絡があり、そこで初めて感電したことを認識しました。
ぼくが指先から感電したときに感じた「感覚」についてお伝えします。
100ボルトの感覚
- 肩から先が強く痺れてくすぐったい
- 1秒も触りたくないくらい気持ち悪い感じ
- 感電後も指先が少し痺れているがすぐ治る
200ボルトの感覚
- 一瞬で立ちくらみした感じ
- 激しくランニングしたあとのような心拍数になる
- 感電後も指先を強く叩いたような痛みが数分間続く
感電したときに心臓を通過してしまうと最悪、亡くなることもあります。
ぼくは幸いにも少し苦しかった程度。
電気は危険なので、本当に注意しましょう。
注意点は下の方で解説します。
【原因】濡れた手で食器洗浄機の電源を触ったから
感電した原因は「濡れた手で食器洗浄機の電源を触ったから」でした。
【対応】食器洗浄機のブレーカ復旧・対策案の提出
分電盤を確認すると、食器洗浄機の子ブレーカが漏電で自動遮断していました。
食器洗浄機本体にある漏電ブレーカも自動遮断していたので再投入。
絶縁良好を確認し、子ブレーカも再投入しました。
分電盤とは、「子ブレーカをたくさん収納する大きな箱」のことです。
各機器ごとに電気を振り分けています。
今回ぼくが感電したため、漏電(外に電気が漏れること)を検知し2台のブレーカが自動遮断しました。
絶縁測定とは、ブレーカを投入したときに漏電(外に電気が漏れること)がないか確認する作業です。
ブレーカ復旧が終わり、防災センターに戻ると上司が心配してくれていました。
【今後の対策】作業前のブレーカ遮断・検電・絶縁手袋の着用・充電部の認識
感電しないためには、以下のような対策が大切です。
- 作業前にブレーカを遮断する
- 検電(電気が溜まっていないことを確認する作業)をする
- 絶縁手袋(電気を通さない手袋)を着用する
- 充電部(電気が流れている部分)を知っておく
【まとめ】ブレーカを落として作業しましょう!
今回は「200ボルトに感電したときの対応と今後の対策」を解説しました。
当時のぼくは電気の怖さを知らずに作業していました。
感電は本当に注意してください。命の危険だってあります。
これからビルメンの仕事をする予定・仕事をしている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてください!
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