今回は「天井から水漏れしているときの対応と注意点」について解説します。
ぼくはビルメン歴7年目で、副責任者も担当しています。
当サイトを読めば「知ってよかった!」と思えるビル設備の知識が手に入ります。
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- 「困ったときの参考資料にしようかな」
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どんな人でも、サラッと簡単に読めるようにしました。
ぜひご参考にしてくださいね!
【状況】天井から水漏れしている!
たまにビル内で、天井から水が垂れてくることがあります。
【原因】直上階で水をこぼした・排水管詰まり・結露・部品劣化雨水など
天井から水漏れする原因は以下のようなものがあります。
- 大量の水をこぼした
- 空調機の排水管が詰まっていた
- 保温が足りず結露した
- 水栓部品が劣化していた
- 雨水が吹き込んできた
①大量の水をこぼした
床に大量に水をこぼすと、直下階の天井から水漏れすることがあります。
大量に水をこぼす場面は、例えば次のようなときです。
- 地震でウォーターサーバーが倒れた
- 掃除用バケツをひっくり返した
- カップ式自動販売機の給水タンク交換中に誤って倒してしまった
②空調機の排水管が詰まっていた
天井裏にある空調機の排水管が詰まり天井から水漏れすることがあります。
空調機の排水管が詰まらないように、ビルメンは定期点検で確認しています。
しかし中には天井裏が狭かったり、配管が邪魔で確認が難しいことがあります。
それでも頭をフルに使って対策を考え、どうにか点検を進めます。
③保温が足りず結露した
天井裏にある配管が結露して天井から水漏れすることもあります。
結露とは、例えば「冬の窓ガラスに水滴が付く現象」と同じです。
空気が冷たいものに触れると、液体(水)に変わる変化のことです。
保温材が破れていたり、業者が保温材を巻き忘れていると結露が発生します。
こちらも定期点検で保温材が破れていないか、エアコンの冷房設定を下げすぎていないかなどビルメンで確認しています。
④水栓部品が劣化していた
水栓(キッチンの蛇口など)の部品が劣化し、水が噴き出して直下階に水漏れすることもあります。
⑤雨水が吹き込んできた
ガラリ(換気口)から雨水が吹き込み、天井から水漏れすることもあります。
ただ一度でも雨が浸水したら、また雨が降ったときに確認が必要ですね。
【対応】天井裏の確認・直下階の確認
天井裏を確認して、バケツで水を受けたりウエス(ふきん)で拭き取ります。
あわせて水漏れの範囲が広がらないように急いで原因を調べます。
ぼくは濡れた手で、200ボルトに感電したことがあります。
そのときは、立ちくらみと心臓が少し苦しくなった程度でした。
天井の照明は100ボルトがほとんどですが、42ボルト以上で死の危険性があると言われています(死にボルトと呼ばれる)。
感電は命にも関わることです。重要知識として注意点をまとめました。
ぜひこちらの記事も参考にしてください。↓
≫【ビルメン体験記】200ボルトに感電したときの対応と今後の対策について解説する
また水漏れがひどく床に垂れているときは、さらに下の階まで水漏れしていないかをチェックします。
【まとめ】
今回は「天井から水漏れしているときの対応と注意点」について解説しました。
天井から水漏れする原因は、大まかに次の5つあります。
- 大量の水をこぼした
- 空調機の排水管が詰まっていた
- 保温が足りず結露した
- 水栓部品が劣化していた
- 雨水が吹き込んできた
水漏れ対応で意識してほしいことは、電気設備に被水しているときはブレーカを落として作業するということ。
水のふき取り作業で感電することがあるので注意しましょうね。
この体験談の他にも、ぼくの「7年間の体験談」がまとまった記事も読んでみてくださいね!↓↓
また、ビルメンは「休み」が多く、「残業」が少ないので
ビルメンに就職すると「時間」がたくさんできます!
ビルメンの「メリット」や「注意点」をまとめたので、あわせて参考にしてくださいね!