みなさん、こんにちは。”じゆ~じん”のおかぴです。
突然ですが、「からあげグランプリ」って知ってますか?
私は先日すかいらーくグループの唐揚げ専門店”から好し”に行った際に、「からあげグランプリ4年連続金賞受賞」というのぼりを目にして知りました。
最初はその程度にしか思っていなかったのですが、帰宅してから「からあげグランプリ」について調べてみると衝撃の事実が。
今回は意外と知られていない、からあげグランプリの真相と闇についてご紹介していきます。
からあげグランプリとは?
日本唐揚協会が主催しているイベント。
日本一美味しい唐揚げを決めるグランプリとして、2010年から開催されています。
2021年グランプリの審査の流れは以下のようになっています。
予選投票期間:webによる一般投票
決選投票期間:再度webによる一般投票(本選)
結果発表 2021年4月14日(授賞式)
これだけ見ると、「ふーん、で、どこが闇なの?」と思うかもしれません。
問題はグランプリの結果発表を見るとわかります。
からあげグランプリの闇
栄えある”第12回からあげグランプリ”の結果がこちら。↓
素揚げ・半身揚げ部門/東日本しょうゆダレ部門/中日本しょうゆダレ部門/西日本しょうゆダレ部門/塩ダレ部門/手羽先部門/東日本 味バラエティ部門/中日本 味バラエティ部門/西日本 味バラエティ部門/素材バラエティ部門/チキン南蛮部門
全部で11部門あります。
さらに、スーパー総菜部門なるものも。↓
あれれ~、おっかしいぞぉ~。
勘が鋭い方なら、からあげグランプリの闇深さがわかったはず。
そう、「金賞受賞多くね?問題」です。
私のイメージだと【金賞ー銀賞ー銅賞】の3つでノミネートされると思っていたのですが、どうやら違ったようです。
なんでこんなに金賞をあげるの?と思い、最初はこんな風に考えていました。↓
協会:金賞をあげるね!
↓
店舗:金賞受賞を掲げてアピール!
↓
消費者:金賞ってなんだか美味しそう!買おう!
↓
からあげ業界はがっぽがっぽ
んー、なんだか協会へのメリットが少ないような…腑に落ちません。
よーく調べてみるとグランプリ実施要項に気になる文言が。
本投票出場決定店へ事務手続費用が発生致します。
(金額未定:昨年は13,000円)
日本唐揚協会HPより引用
おやおや。予選を突破して、本選に出場するためにはお金を払う必要があるようです。
つまり、「予選さえ突破してしまえば、金賞受賞は確定」と言っているようなものですね。
・部門を多くすることで受賞者枠を増やす
・本選出場費用をもらう代わりに”金賞”の肩書きプレゼント
・何も知らない消費者はすごいと思って購入する
ざっと言うと、こうしたカラクリがありました。
肩書きだけでは判断しないように
闇深さはあっても、一応投票しているので消費者の意見を反映していることを信じましょう。(組織票があるかもですが…)
私たちが唐揚げを購入する際に気を付けるべきなのは、「金賞受賞の文字に踊らされてはいけない」ということ。
”金賞=びっくりするほど美味い訳ではない”ので、意外とノミネートされていない唐揚げの方が好み、という場合もあります。
言葉だけを信じずに自分の味覚も頼りに、好みの唐揚げを探してみるのが良いのではないかと思います。
それではこのあたりで失礼します。