家庭で普段使用しているエアコンですが、フィルターの状態について気にしている人はほとんどいないと思います。
結論から言いますと、フィルターを目詰まり状態で使用しているとエアコンの性能は低下します。
私は、空調メーカー歴8年目の現在も在職中のサービスマンです。
なぜ、エアコンの性能が低下するのかについてご紹介できればと思います。
ほとんど使用していない人は、本記事を読まなくても大丈夫ですが読んでおいて損はないので良ければ読んで頂けますと嬉しいです!
フィルターの詰りについて
フィルターは、使用環境により詰まり具合が変わってきます。
空気中のほこりやキッチン周りでは空間に浮遊した油などが飛散しておりそれがフィルターへ付着します。
普段から掃除していればそこまで付着はしないのですが、使用頻度や環境にもよって変わってくる状況です。
フィルターを清掃しないとどうなるのか?
フィルター清掃をしないとエアコンはどうなるのか下記に紹介していきます。
①エアコンの効きが悪くなる
室内機では熱交換器と言われる部品で室内の温度を吸い込み、温度を冷やしたり温めたりして吹き出しています。
熱交換器の手前にフィルターが付いている為、目詰まりしてしまうと上手く熱交換されず効きが悪いと言う状況になります。
部屋が冷えづらいや温まりづらいといった状況になった場合、フィルターをまず確認してみるのが大切になってきます。
②カビが生える
カビが生える条件の一つとして「ほこり」があります。
フィルターの繊維が見えなくなるくらい詰まる状態が継続すると使用環境によりカビが生えやすくなります。
その結果、カビが生えた状態で運転すると部屋中にカビを巻き散らしてしまう事になりますので身体にも悪影響が出てしまう可能性があります。
③風量が落ちる
フィルターが目詰まりすると風量も落ちます。
こちらは先程①で説明した内容で室内の空気を吸い込んで熱交換を行うので、吸い込む空気も少なくなる為、結果風量低下に繋がります。
又、目詰まりしている状態で継続的に使用するとファンに埃や汚れが付着してしまいます。
ファン部分に埃の付着が見受けられたらフィルターが汚れている状態ですので気になる方は確認してみて下さい。
正常に保ちたい場合は?
夏場や冬場のシーズン真っ只中に突然故障して動かなくなったや上手く動作してくれないなどのハプニングに合わない為にも、下記を実施しておく事をおすすめします。
私自身消費者と業者側からの2視点から見てになります。
①2週間に1回清掃を行う
各メーカーでは2週間に1回の清掃を推奨しています。
使用頻度がかなり多い人(例えば毎日)において上記の頻度となり、異臭や性能を保ちたい方には良いかもしれないです。
使用頻度が少ない人などは、清掃回数は減らしても良いと思います。
②専門業者へ依頼する
自分の力で作業するのも費用が掛からなくて良いかもしれませんが、専門業者へ依頼するのもメリットはあります。
それは信頼性と確実性です。
専門業者ですと製品の仕組みを理解しているプロになるので、製品の分解組み立ては問題なく行ってくれます。
又、フィルター清掃のみではなく基本熱交換器の洗浄作業となるので、エアコン内部の部品に対しても清掃してくれます。
自分では分解するのは不安だなと思う方は思い切って一度依頼してみるのもおすすめします。
まとめ
今回はエアコンのフィルター詰まりについてのご紹介でした。
まとめますと
・エアコンの効きが悪くなる
・カビが生える
・風量が落ちる
フィルターを清掃しないと良くないことだらけという事が分かったと思います。
ですのでエアコンを頻繁に使用する方は、部屋を快適空間に保つと思って清掃してみては如何でしょうか?
読んで頂きありがとうございました!
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