読書

【レビュー・感想】『生き方』|人間らしく生きるとはどういうことか?

生き方レビューアイキャッチ画像
おかぴ
おかぴ
みなさん、こんにちは。ブログ”じゆ~じん”のおかぴです。@ziyuzinblg

今日読んだ本は『生き方』。
タイトルの通り、人としての生き方・人間としてどうあるべきか・何のために仕事をするのかなど人生の送り方が書かれています。

個人的には、今後の生き方に影響を与える本でした。

こんな人におすすめ

・生き方で悩んでいる人
・人生の送り方で悩んでいる人
・何かを成し遂げたいと思っている人

📖この記事を書いてる人📖

年間0冊の読書嫌いから月20冊の読書好きになった26歳男性。
「読書嫌いへ自由に楽しむ面白さを!」をコンセプトにブログで本の魅力を発信しています。

著者について

現在の京セラの創設者である稲盛和夫氏。

大学卒業後は就職できずに悩んだ末に、つぶれかけの中小企業にて勤務。そこから努力をひたすらに重ねて、京都セラミック株式会社を立ち上げました。

参考:稲森和夫 OFFICIAL SITE

人間として大切なのは何か?

人生

人の道理に背いていないか

稲盛さんが人生で貫いているのが「人間として正しいかどうか」

道理に背いていないかどうかを必ず意識しています。本人の生き方だけではなく、京都セラミック時代の経営でも指針は道理。

本人も語っていますが、道理に背かずに生きることは“言うは易く行うは難し”です。
私も2年前に指針として生きていたので、少しはわかります。どれだけ今の社会は誘惑が強くて、自律することが難しいか。

毎日続ける努力はあっぱれとしか言えません。

才子才に溺れる

本書の中で、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
と言っています。さらに、3つの中で一番大事であり、唯一マイナス数値の存在するのが“考え方”であるとも語っています。

OFFICIAL SITにも考え方が紹介されています。

つまり、いくら生まれ持った能力が優れていようが、いくら情熱にあふれて努力を重ねられる人であろうが、使い道が道理に反していれば意味がないのです。

読んでいて考えたのは、“道理”なるものは言われれば大事なものと分かるのに、実際に重きを置いている人が少ないこと。

徳を積む・心を磨く考え方が、どうも「意識の高い人がやることでしょ」「そんなこと気にしなくても生きられるっしょ」と軽んじられているような気がして、個人的には悲しいです。

小学生のころに道徳でそれっぽいことは教わった記憶がありますが、宙に浮いている言葉のように感じます。(体現する大人が少ないからでしょうか?)

私自身無宗教なのですが、信仰に関係なく子どものころのような無垢で純情な心を取り戻すことは大事なんじゃないかと思っています。

利己と利他は裏腹の関係

人生

本書の中で印象に残っている言葉があります。非常に稲盛さんの利他への情熱が分かる言葉です。

どのようにすぐれた能力も、それが生み出した成果も、私に属しながら私のものではありません。(中略) 私の有している能力、私が果たしている役割、それが私だけの所有物である必然性はどこにもありません。
『生き方』より引用

感動しました。地位や役職、権力を持つと人は往々にして、私利私欲に飲まれてしまいます。
何かを成していて、さらに人格者である人はそうそういません。

私ごときが言うのは恐れ多いですが、非常に立派で素敵な人生の送り方だと思います。

人間として本当に大切なのは何か?

今回は京セラ設立者の稲盛和夫さんの著書『生き方』をご紹介しました。

人生の送り方は人それぞれ違うし、正解はありません。稲盛さんの生き方も、合う合わないあるでしょう。

ただ、生き方にも幅広い選択肢を持っておくことは大事なんじゃないかと思います。
多くの知識と経験がブレンドされて、自己流の道が見えてくるものです。道の1つとして学んでみてはいかがでしょうか。

それではこのあたりで失礼します。

本書はamazonオーディオブック の”聞く読書”にも対応。

2021年10月11日まで
”2か月無料キャンペーン”実施中です。