あなたもこんな経験が一度はあるのではないでしょうか?
- 読む前は気合があったのになぜか読めない…
- 読書中に他のことばかり考えてしまう…
- 同じページを繰り返し読んでしまう…
こうした原因の1つに「集中できない」ことがあります。思うように読書が続かないと、苦手意識にもつながってしまいます。
本記事では、読書の大きな壁である集中できない問題に注目。
読書に集中できない原因と、私がためして実際に効果があった対処法をご紹介します。
ぜひ記事を参考に、読書効率UPを目指しましょう!
📖この記事を書いてる人📖
年間0冊の読書嫌いから月20冊の読書好きになった26歳男性。
「読書嫌いへ自由に楽しむ面白さを!」をコンセプトにブログで本の魅力を発信しています。
なぜ読書に集中できないのか?
読書に集中できない理由は、大きく分けて2種類あります。
「環境が原因」と「読書に対する意識が原因」のパターンです。
2つの理由はどちらも無意識のうちにやりがちで、集中を乱してしまうやっかい者。
自分が読書中にやっていないか考えながら読んでみてください。
環境が原因のパターン
読書に集中できないのは、自分が飽き性だからと感じている人もいるかもしれません。しかし、実際は周りの環境が集中力を削ぐ原因になっていることも多いです。
環境が原因で集中できない5パターンをまとめたので、自分の状況と照らし合わせてみてください。
テレビや動画を流している
テレビやYouTubeなどの動画・音声コンテンツを流していると、確実に注意力散漫になります。
一度脳の興味が本から動画に移ると、集中を戻すには数分かかると言われています。
スマホが近くにある
スマホはいじっていなくても、ポケットに入れたり机の上に置いたりするだけでも集中力を奪う原因になります。
なぜなら、スマホは読書より遥かに簡単な娯楽装置だから。
読書よりSNSやゲームをするほうが「思考せずに」楽しめるのだから、ついついスマホに手が伸びてしまうのは仕方がないとも言えます。
雑音が多い場所で読んでいる
家で読んでいるのに集中できないという人は、雑音が原因かもしれません。
例えば、子どものはしゃぐ声や洗濯機の音など。
自然音以外はなるべく聞かない環境に身を置くことが集中のコツです。
寝る前に読もうとしている
人間脳は朝に覚醒し、昼にピークを迎えて、夜には著しい機能低下をみせます。
具体的には夜9時以降の読書はNG。集中できなくて当たり前です。
なるべく日中に読書する習慣をつけると良いでしょう。
睡眠時間が不足している
日頃から睡眠が不足している人は、読書に限らず集中力が低下する傾向があります。
6時間睡眠×10日間を続けると、丸一日徹夜したのと同じくらいのパフォーマンスになるとの研究結果も出ています。
睡眠不足は、集中力に限らず記憶力や感情のぶれにも影響を及ぼすため、「なぜか本の内容が頭に入ってこない」と感じる人は、眠りが足りていないかもしれません。
読書意識が原因のパターン
周囲の環境と同じくらい大切なのが、「読書に対する意識」です。
そんな読書意識で集中できない5パターンをまとめたので、苦手意識がないか、選ぶ本は適切かなど、自分に当てはめて考えてみてください。
読書に苦手意識を持っている
よくあるのが、過去の読書での失敗経験をもとに
「私は読書ができない人だ」
「私は活字を読めない」
「今回も最後まで読めないだろう」
と苦手意識を抱えているパターンです。そんな人は、すぐに読書に入ると高い確率で挫折してしまいます。
挫折しないためには、以下の3点を学び、実践することが大切です。
①読書は楽して読むものと知る
②具体的に楽する方法を知る
③まずは1冊読んでみる
具体的内容は下記記事にまとめてあるので、読書に苦手意識がある人は参考にしてみてください。
なんとなく本を読んでいる
2つ目は目的意識が欠如しているパターン。
「面白いって聞いたから読んでみるかな」とぼんやりとした動機で読み始めると、集中できないことが多いです。
特にビジネス書や実用書では、自分の読書理由がある程度ハッキリしていないと、学ぶ箇所が分からず、途中で飽きてしまいます。
あえて難しい本を選んでいる
3つ目は読書に慣れていないのに、あえて難しい本を読んでいるパターン。特に読書初心者にありがちです。
例えベストセラー本であっても、内容が難しければ集中力も持ちません。
目次や内容をパラパラと見て、「これなら見開き1ページ読めるぞ!」という本を選ぶと失敗しにくいのでおすすめです。
自分で高いハードルを設定している
4つ目は読書の目標を高く設定しているパターン。これも読書初心者にありがちです。
読書は「自由に楽しむのが一番」です。
「毎日必ず○○ページ読む」
「毎月○冊読破する」
「最後まで絶対に読み終える」
など、自分で読書を楽しめない縛りを課してしまうと、読書が苦行になり、結果的に集中力が低下してしまいます。
すべて理解しようとしている
5つ目は本の内容をすべて理解しようと考えているパターンです。
私自身、毎月20冊以上本の読んでいますが、1冊の本で1か所でも学べるポイントがあれば十分だと思っています。なんなら、内容を思い出せない本もあります。
本の内容を覚えよう、理解しようと思っていると「これってどういう意味だろう…?」と前ページを読み直す、なんてことも増えてしまいます。
読書を集中して楽しむ7つの方法
ここまで読書に集中できない理由について「環境が原因パターン」と「読書意識が原因パターン」の2つを紹介してきました。
では、実際に読書をするうえで集中するには、どこに気をつけるべきなのか。7つのコツをまとめてあるので、参考にしてみてください。
①スマホは電源を切って遠くへ
1つ目は「スマホは絶対に手の届かない場所に置く」こと。
スマホは近くに置いているだけで注意力散漫になります。
机の上に置かないのは基本として、カバンの中や別室に置くなど、「取りに行くのがめんどくさい場所」に移動させるように意識しましょう。
②読書環境を整える
2つ目は「読書に集中できる環境を整える」こと。
スマホを遠ざける以外にも
・机の上に物を置かない
・BGMを自然音に変える
・リラックスできる椅子を使う
などの工夫をすれば、気を散らす要素がググっと減るため、読書効率もUPします。
③とりあえず1ページ読む
3つ目は「本はとりあえず1ページ読んでみる」こと。特に読書初心者に有効な集中テクニックです。
人間に”やる気”は存在せず、物事を始めてみることで勝手にエンジンがかかっていく仕組みになっています。
エンジンがかかる状態を「作業興奮」と呼び、5~10分ほどで発生します。
そのため読書環境を整えたら、ノリ気でなくとも1ページ読んでみよう!と開始すれば、勝手に読書モードに切り替わっていきます。
④こまめに休憩と運動をする
4つ目は「こまめな休憩と軽い運動をする」こと。
1時間に1回ペースで、たった2つの行動をするだけで集中力が維持できます。
①1分間目を閉じて呼吸に集中する
②立ち上がって軽い運動
何も考えずにただ呼吸をすることで、リラックス効果が期待できます。そして、スクワットや散歩などの軽い運動によって、モチベーションの維持も期待できます。
⑤そのとき読みたい本を読む
5つ目は「そのときの気分で本を選ぶ」こと。
いざ本を読んでみると、「なんか気分と違うかも…」と感じることはあります。私も小説の気分で1ページ読んで、ビジネス書に切り替えた経験があります。
その時に楽しんで読める本を選ぶことが、集中できるコツなので、1冊にこだわらず合わなければ切り替えるくらいの心持ちでOKです。
⑥最後まで読み終えなくていい
6つ目は「本は最後まで読み終えなくていい」ということ。
面白くないなと感じたら読まなくていいし、学びたい章だけ読んでもいいのです。
読書好きで知られる斉藤孝さんも、著書『本は読んだらすぐアウトプットする!』の中で「本は全体の2割しか読まない」と語っています。
もし、200ページの本を読み切るのがプレッシャーに感じるようなら、40ページだけ読めばいいと考えるようにしてみましょう。
⑦読書スタイルを変えてみる
7つ目は「読書スタイルを変えてみる」こと。
個人的におすすめなのが”目で読む読書”から”耳で聴く読書”に切り替えることです。
”耳で聴く読書”なら、通勤・通学・家事のスキマ時間を使って読書体験ができるので、「なかなか集中できる読書環境が作れない!」という人にぴったりなサービスです。
私も活用しているのがAmazonオーディオブック。
プロのナレーターが朗読した本を耳から楽しむことができます。その魅力は3点あります。
①30日間無料で試せる
②オフライン再生が可能
③有料書籍が最初の1冊無料で聴ける
以下のような本が耳から楽しめます。
いつでも退会可能なので、気になる方は試してみてください。
集中テクニックを実践して読書を楽しもう!
今回の記事では、読書に集中できない原因と具体的に取るべき行動を紹介しました。
読書がうまく続かない人は、「読書をするときの環境」と「自分の読書に対する意識」を見直してみましょう。
原因を理解した上で、7つの集中テクニックから1つでも試してみると、効率も上がって読書がより楽しいものになるはずです。
①スマホは電源を切って遠くへ
②とりあえず1ページ読む
③読書環境を整える
④こまめに休憩と運動をする
⑤そのとき読みたい本を読む
⑥最後まで読み終えなくていい
⑦読書スタイルを変えてみる
ぜひ記事を参考にして、楽しく自由に読書を楽しみましょう。それではこのあたりで失礼します。